就職試験に受かる生徒と落ちる生徒

2010/10/09 Sat (No.109)

 ところで、簡単に採用試験を突破する生徒には、ある特徴があります。その生徒が現れただけで場の雰囲気が明るくなるような生徒です。それは、勉強ができるとか真面目であるといったものではなく、一種のオーラと呼べるものです。努力によって獲得されるものではなく、天性のムードです。このような生徒はどこを受験しても合格してきます。逆にこのムードが感じられず暗い印象を与える生徒は、どんなに成績が優秀でも採用されにくいです。高校の就職指導では立ち居振る舞い、受け答えなどの形を教えることはできますが、天性の雰囲気はどうしても変えることはできません

 また生徒の中には、時間厳守で必要な書類を提出できない生徒や、何度同じことを繰り返して説明しても学習できない生徒がいます。そのような生徒ほど何かというと言い訳をし、独りよがりで採用試験を甘く考えています。きつくしかられた経験がなく、社会の常識を理解していません。学校では、課題の提出が1、2日遅れた場合でも生徒の将来を思って受け取ります。企業では、その遅れが企業活動にとって致命傷になります。

 「ちょっとくらい、ままええやん」では通用しません。「まあええやん、と考えているのは君だけで、世間はちっともまあええやんと考えてないよ」といっても、「大丈夫、大丈夫、まかしといて」と返ってきます。そして、態度を改めることなく、何度も落ちてきます。一番指導していて困るのがこのような生徒です。それでもそんな生徒を何とか指導して、形だけは仕上げるのですが、すぐメッキがはがれます。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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