高校受験に際して重視した項目

2013/04/06 Sat (No.1041)

 大阪の公立高校では4月8日の午後に入学式を行なうところがほとんどです。新入生は新しい生活に向けて、不安と希望が入り混じった複雑な心境かもしれません。ところで中学生はどんな思いで高校を受験したのか。中学校時代を少し振り返ってみましょう

 Benesse教育研究開発センターが今年の3月に「高校データブック2013」を刊行しました。そのなかに高校受験を経験した高校1年生3085人とその母親3085人を対象にした「高校受験についてのアンケート調査」の結果にもとづく興味深いデータが収録されています。(出典 「高校受験調査」Benesse教育研究開発センター http://benesse.jp/berd/center/open/report/kou_jyuken/2011/index.html)


 それによると「志望校選びで重視したこと」の第1位は、「自分(子ども)の学力に合っている」ことで、子どもの94.9%、母親の94.7%がこのように回答しています。同じ質問に対する第2位は、子どもの70.9%、母親の74.5%が回答した、「通学に便利な場所にある」ことです。

 全国の高校生とその母親に対するベネッセのアンケートですが、大阪では9学区制から4学区制に再編されたのち、交通の便がよい都心部の高校の人気が高まり、伝統校であっても交通の便が悪い周辺地方都市の高校の人気にかげりがでてきました。大阪の実情を如実に裏付ける調査結果のように思えます。2014年度の入試からは大阪では学区が全廃されます。アンケート結果をかんがみると、ますます高校間に格差が拡大し二極化することに不安を覚えます。

 母親のアンケート結果と子どものアンケート結果の傾向は、だいたい似ているのですが、両者で10ポイント以上差のある回答項目を見てみましょう。いずれも母親のほうがポイントが高くなっています。すなわち、「教育方針や校風がよい」子ども61.2%、母親72.9%、「学費があまりかからない」子ども58.3%、母親68.6%、「先生の指導が丁寧である」子ども48.3%、母親66.3%、「いじめや非行の心配がない」子ども43.8%、母親56.1%となっています。学校の教育の内容について母親がより関心を寄せていることが見てとれます。わたしたち教職にあるものも襟を正して耳を傾けなければなりません。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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