国家公務員専門職(航空保安大学校・海上保安大学校・気象大学校)

2013/03/20 Wed (No.1024)

 高卒程度の国家公務員専門職試験の話の続きです。はじめに皇宮警護官と入国警備官です。皇宮警護官は、採用後全寮制の皇宮警察学校で10ヶ月の教育訓練を受けたのち天皇や皇族の警護や皇居・御所等の警備に従事します。入国警護官は地方入国管理局や入国者収容所入国管理センターなどで不法入国者や不法残留者などの違反事件の調査や、違反する外国人の収容、護送、送還などの仕事を行ないます。空港でパスポートのチェックを行なうのは入国警備官でなく入国審査官です。

 航空保安大学校は国土交通省に属し、航空情報科と航空電子科の二つのコースがあり、いずれも2年間です。航空情報科を卒業すると全国各地の航空交通管制部や空港で航空通信、航空情報の提供、航空管理などの仕事に従事します。航空電子科を卒業すると航空保安無線設備の運用保守が仕事となります。「航空管制官」は大学卒程度の採用試験で、高卒程度の「航空保安大学校学生」採用試験とは異なります。航空保安大学校は「りんくうタウン」にあり、全寮制ですがバス・トイレつきの個室が与えられます。

 海上保安大学校は、海上保安庁や海上保安本部、海上保安部署などの幹部職員を養成するところで4年間の本科のあと6ヶ月の専攻科が設けられています。実際の海上保安業務の中心となる巡視船の乗組員などを養成するのが海上保安学校で、映画「海猿」がはやると倍率が急上昇します。

 気象大学校は気象庁に属し4年間の教育ののち気象庁や各地の気象台に配属され、観測、調査、予報、研究などの実際の気象業務に従事します。なお「気象予報士」は民間の気象業務に必要な資格で気象台での仕事とは直接関係はありません。

 上記の専門職試験の採用状況は下の表をご覧ください。。(出典 「専門職試験(高卒程度試験)実施結果について」人事院近畿事務局)

皇宮

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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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