単位不認定

2013/03/08 Fri (No.1012)

 年度末をむかえ進級できるか不安な高校生もいるかと思います。現在では少しくらいなら単位を落としても仮進級でき、次の学年で追試を受けて単位を取得できる高校がほとんどとなりました。このような高校では一定以上の単位を落とした場合にかぎって留年となります。しかし、かつては1単位落としただけでも進級できず、再び同じ学年を繰り返さなければなりませんでした。高校生にとってよりシビアな状況だったわけです。

 ところで留年と決まった場合は、原級をもう一度繰り返すか、中退するか、転校するかのいずれかです。原級にとどまってもやっていけるのは、いわゆる「やんちゃ」な子どもたちです。成績は低空飛行のままですが、「行動力」があるので、留年しても何とかなる場合が多いといえます。

 しかし、学校になじめず不登校である生徒にとっては、普段でも学校に行きにくいのに、留年してまでもおなじ学校に通学する意欲が続かない場合が多いです。かつて、このような子どもたちは、高校を中退し家庭に引きこもることがよくありました。高校を中退すると将来の進路が限定され、中卒のあつかいになります。そのことがますます引きこもった生徒自身を苦しめていきました。

 現在では、前にもお話したように転学という道が一般的になってきています。新しい学校に転校してもういちど自分を試してみるのです。全日制普通科とは異なった新しい形態の学校が多く存在するようになってきています。
関連記事

コメント

Secret



プロフィール

進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示