学校はいつ再開するのか

2020/03/29 Sun (No.1701)

 大阪の高校では、4月8日の午前中に始業式があり、午後からは入学式が行われます。今のところ延期の予定はありませんが、教育庁からは、4月3日までに学校再開についての通知があることになっています。

 しかしここ数日、東京を中心にコロナウイルスの感染者が増加してます。今日も68人の感染が報告されています。オーバーシュートが大阪で起こらないとも限りません。そうなれば、学校の再開は延期になってしまうことでしょう。

 在校生の皆さんも新入生の皆さんもやきもきしていることと思いますが、新学期の宿題をきっちりとやり、再開されたときに遅れの出ないようにしてください。新学期が始まってすぐスタディサポートがあります。
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先生の二極分化

2020/03/27 Fri (No.1700)

 職員室を掃除して、それぞれ新学年の席に移動しました。わたしの教科では異動して転出される先生が一人、そしてその代わりに転入される先生が一人です。最近は新任の若い先生が増えてきているのですが、転入される先生は50代後半のベテランの先生です。

 どこの高校でも、中間層の先生がいなくなりました。わたしの教科では、50代後半以降の先生が4名、そして20台前半の先生が3名と全く二極分化しています。わたしたちは、若い先生の両親よりも上の世代となります。

 さいわい、わたしの勤めている高校は進学校なので、教科についての知識量の多いベテランの先生も、若い先生からそれなりのリスペクトはあるのですが、大学に進学する生徒の少ない高校だと生徒と年齢の近い若い先生のほうが生徒受けがよく、自分たちのほうががベテランの先生より優れていると思いがちになります。

 多くの高校で教員の年齢の二極分化が起こり、それが指導方針や学級運営方針についての違いとなって、世代間の対立となっています。
 
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生徒の姿のない春休み

2020/03/23 Mon (No.1699)

 3連休が終わり、学校に行っても生徒の姿はありません。春らしい陽気の中で、いつもの年なら中庭やグラウンドから聞こえてくるクラブ活動に励む生徒の声は聞こえません。3連休の前には、教育庁から今日からクラブ活動を再開できるという通知があり、顧問の先生も生徒たちも楽しみにしていました。それが一転して再開延期の通達です。

 職員室には先生の姿はありますが、生徒のいない学校は主人公を欠いた空っぽの建物のようです。3月16日に異動の内示があり、転勤される先生は荷物をまとめています。新しく来られる先生も決まっていますが、4月になってからの引っ越しとなります。

 本来ならば気分もウキウキとする春ですが、今年はコロナウイルスの影響でどんよりとした湿った春です。

 
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合格発表がありました。

2020/03/19 Thu (No.1698)

 合格発表がありました。中庭で発表ですが、受験番号によって合格者番号を掲示する場所を変えています。教育長のホームページで合否を確認する受験生もいるので、発表場所はいつもより閑散としています。

 午後からは合格者登校です。いつもだと午後2時に保護者同伴で登校してくる合格者たちをクラブの生徒が取り囲みクラブの勧誘を行うのですが、今年はそれもありません。

 受験番号順に登校時刻を分けて少人数での合格者登校でした。口頭説明も必要最小限のものです。ただし、芸術選択は今日行わないとクラス分けができませんので、これは必須事項です。
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明日は府立高校の合格発表日です。

2020/03/18 Wed (No.1697)

 選抜判定会議も終わり、いよいよ明日10時に合格発表が行われます。今年は、コロナウイルスのために受験教室の換気を行ったり、受験教室を分散させたりと今までにない受験風景でしたが、なんとか合格発表にまでこぎつけました。

 合格者の受験番号は中庭の掲示板に掲示されますが、今年は教育委員会がホームページでも各高校の合格者の受験番号を発表します。午前10時発表ですが、おそらく最初は込み合いますので、しばらく時間がたってからアクセスしたほうがよさそうです。

 教育委員会のホームページはこちらから入れます。

 また個々の高校の合格者の番号は、
https://www.osaka-c.ed.jp/kyoikushinko/gakuji/R02_gakken/高校名(ローマ字).xlsx
からダウンロードできます。
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高校を卒業するための条件

2020/03/17 Tue (No.1696)

 高校を卒業するためには、次の3つの条件が必要となります。①高校に3年間以上在籍すること、②必履修科目を履修していること、③74単位以上修得すること。

 昨日述べた二つ目の選択、高校二年で留年して通信制高校に転入した場合、あと1年通信制高校で学べば3年以上在籍することとなり、3年間で卒業できます。

 通信制高校で年間に修得できる単位数は30~35単位のところが多いので、その場合、高校1年と2年をあわせて40単位修得していれば、通信制高校で34単位修得すれば卒業できます。ただし1年間で修得できる単位数はそれぞれの通信制高校によって異なります。

 通信制高校でも出席は必要です。これをスクーリングと言います。しかし、全日制高校のように要出席日数の三分の二以上出席する必要はありません。週1回程度の通学ですむ場合もありますし、年間4日程度の集中スクーリングに出席するだけで要件を満たす場合もあります。不登校の生徒にとっては、気が楽だと思います。
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留年と言われたらどうしたらいいのか

2020/03/16 Mon (No.1695)

 高校で留年を言い渡される生徒は各学年でどれくらいいるのでしょうか。大阪府の公立高校では、進学校で0人から2人、中堅校で4人から6人くらいのものです。

 もしあなたが原級留置を言い渡されたとき、どうしたらいいのでしょうか。選択肢は3つあります。一つ目はその高校に残ってもう一度同じ学年をやり直します。二つ目は別の高校に転学します。もう一つは退学です。

 一つ目の選択は成績が不振で留年したけれども、もともとクラスの中で自分の居場所があった生徒にとっては楽な方法かもしれません。一つ下の学年の生徒と一緒に勉強することになりますが、新しいクラスにもすぐになじみます。こうして卒業していった生徒をたくさん知っています。この場合卒業は一年遅れます。

 二つ目は通信制・単位制の高校への転入です。この場合は例えば高校二年で留年としたとしても、あと一年間で卒業に必要な単位を修得すれば、みんなと同じ時期に卒業できます。もとの高校で修得した単位は無駄になることなく、転入した高校で修得する単位と合算されます。近年はこの転入学を選択する生徒が増えています。

 三つ目の退学はお勧めしません。中学卒業の学歴しか残らないからです。将来の就職が非常に困難になります。

 では、高校を卒業するためにはどのような条件が必要なのでしょう。また何単位必要なのでしょう。
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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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