臨時休校のあとしまつ

2020/02/29 Sat (No.1682)

 安倍首相の「臨時休業」の要請を受けて、大阪府ではすべての公立高校で3月2日から臨時休校となりました。昨日の卒業式には、在校生ではクラブ関係の生徒しか登校していませんので、1・2年生は、4月の始業式まで学校に来ることがなくなります。

 テストを返却したり、春休みの課題を知らせたり、レポートを提出してもらったり、通知表を渡したりすることができなくなります。終業式もありません。また教室は、高校入試の会場となるため、入念な整備を行う必要があるのですが、生徒たちに教室においてある私物を持って帰ってもらうこともできなくなってしまいます。まったく突然の要請と教育庁からの通達に現場は混乱するばかりです。

 結局、3月初旬に登校日を一日設けて、その日に私物を持ち帰って帰ってもらったり、テストの返却をしたりすることになりました。通知表の配布や新年度の教科書の購入はまた別途となります。

 なお高校入試について心配されている方も多いと思います。現在のところ、入試については、予定通り実施することとなっています。また情報が変更になりましたら、ブログでお知らせします。
関連記事

卒業式

2020/02/28 Fri (No.1681)

 今日は、卒業式が行われました。会場の入り口には、消毒用アルコールのボトルが置かれ、保護者の多くはマスクを着用しています。卒業生には、マスクを着用しているひともいれば、着用していないひともいます。

 卒業式が簡素化された高校もあるようですが、わたしの学校では、例年通りの卒業式です。生徒がひとりひとり呼名され、各クラス代表に卒業証書が授与されます。

 2年生の送辞に続いて、卒業生の答辞です。卒業生によるピアノ伴奏が流れるなか、女生徒二人が答辞を連読しました。入学式の様子に始まって、静かだった教室が行事を経験するごとにみんなが仲良くなり、にぎやかになってきたこと、文化祭や体育祭、そして修学旅行と思い出が次々と続きます。

 3年生の時の思い出になって、二人目の女生徒と交代です。クラスで競い合った文化祭の演劇、そして体育祭で下級生たちと一体になって盛りあげた競技や応援団、迫りくる大学入試に向けて、一生懸命に勉強に励んだこと。そして卒業。読み進めていくうちに生徒の声が潤んできます。卒業生のなかにも、涙を浮かべている生徒がいます。感銘に残る答辞でした。

 卒業式が終わると、それぞれのクラスでお別れの行事です。担任の先生は大きな花束を生徒たちから受け取っていました。今年卒業する生徒の担任団のなかに、初めて生徒を卒業させる先生が二人います。先生にとっても、思い出に残る卒業式となったことと思います。
関連記事

国公立大学前期日程試験

2020/02/24 Mon (No.1680)

 今年は暖かい日が続いていますが、いよいよ明日からは国公立大学前期日程の入試が始まります。

 2月中旬より、日本でも新型コロナウイルスの感染が広がっています。さいわい今日まで、受験生の罹患はなさそうです。花粉症の人や風邪をひいている人は、咳やくしゃみをするかもしれません。周りの受験生の目も気になるところですが、そんなことは気にせずに、試験に集中してください。

 もちろんマスクは必需品です。
関連記事

学年末テストが始まっています

2020/02/22 Sat (No.1679)

 高校1.2年生は、先日から学年末テストが始まっています。多くの高校で2月28日か卒業式なので、それまでに学年末テストを終了する必要があります。わたしの高校でも2月20日から学年末テスト(後期期末テスト)が始まりました。

 今まで成績が低空飛行であった生徒にとって、この学年末テストの成績が単位修得に大きく影響します。3学期制をとる高校では、この1回のペーパーテストの得点と3学期の平常点とによって3学期の評点(100点法による成績)が決定されます。もし、ペーパーテストで思うような成績が取れなかった場合は、平常点をできるだけ上げるために、ノートや提出物をしっかり完成させて提出してください。

 たいていの学校では、1学期、2学期、3学期の評点を3等分して、40点に到達していれば、その科目の修得が認められます。 ですので、1学期や2学期と比べて1回のペーパーテストの重要度が異なってきます。今日からは3連休です。高校生の皆さんはしっかりと勉強してください。成績が優秀な人も、できるだけ評定をあげるように努力してください。指定校推薦で推薦されるためには、評定平均が重要となってきます。
関連記事

各大学の新型コロナウイルスへの対応

2020/02/21 Fri (No.1678)

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が広がっています。新型コロナウイルスに感染すると、大学受験はできません。受験生は戦々恐々としていると思います。

 このような状況で、文科省は各大学に対して柔軟な対応の検討を求めていますが、それぞれの大学での対応の方法が少しずつ明らかになってきました。

 まず追試等の特別措置を実施しないのは、東京大、京都大、大阪大、神戸大、名古屋大などで、関西では大阪市立大も同様の発表を行っています。

 追試は行わないが、追試以外で感染者に救済措置を講じるのは、センター試験の成績と調査書で合否を決定する北海道大、センター試験の成績で合否を決定する大阪府立大、京都府立大、佐賀大などです。

 東北大は、追試は行わないが感染者への対応を検討する予定で、京都工芸繊維大は、追試を含めて対応を検討しているということです。

 上記の大学や上記以外の大学でも、状況によっては対応の変更がありうるとのことですので、受験生の皆さんは試験当日までそれぞれの大学のホームページで確認しておいてください。

 とはいえ、受験生で新型コロナウイルスに感染する人は、ほとんどいないと考えられます。試験まであと4日です。今は、体調に万全の注意を払って、自分の貯えた実力を発揮できるよう頑張ってください。
関連記事

2月中旬以降出願できる大学(2020年度)

2020/02/17 Mon (No.1677)

 2月の中旬となりました。今年も私立大学は定員を絞り込んでいるので、安全志向が続いています。そこで、今からでも出願できる大学をお知りになりたい方も多いと思います。関西の大学で2月下旬から3月にかけて出願可能な大学を紹介したいと思います。(出典 「咲かせよ! 受験生」 入試直前激励号 テレメール進学カタログ 2020年1月20日発行)

京都

京都大阪
大阪神戸

 関西地区以外の大学についてお知りになりたい方は、どの高校の進路指導室にもこの冊子は置いてあるはずですから、そこで調べてください。いずれの場合も、最終的には各大学の募集要項によって詳細を確かめてください。
関連記事

新型コロナウイルスと大学受験

2020/02/14 Fri (No.1676)

 新型コロナウイルスの感染が広がりつつあります。新型コロナウイルス感染症は、指定感染症なので、罹患者は受験することができません。

 私立大学の多くは、コロナウイルスに感染して受験できなかった受験者に、追試は行わないが、受験料は返金する旨を発表しています。また近畿大学では、一般入試・後期への振り替え受験を認めています。

 また2月25日には、国公立大学の2次試験が始まります。関西の国立大学でコロナウイルスについての対応について情報があるのは、2月12日の時点では、奈良教育大だけで、それも注意喚起の記述があるだけです。

 また関西の公立大学では、同じく2月12日の時点では、滋賀県立大、奈良県立大、神戸市看護大にコロナウイルス感染に関する記述があり、滋賀県立大、奈良県立大では追試は実施しないが、神戸市看護大では別途措置を配慮する旨の記載があります。

 今後状況が刻々と変化することが予想されますので、それぞれの大学で、コロナウイルスに関する発表があることと思います。もう出願は終わっているので、受験校を変更することはできませんが、各大学のホームページを注意しておいてください。

 受験生の皆さんが、健康に留意されて、十分実力を発揮されることを祈っております。
関連記事


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示