京の春

2018/03/28 Wed (No.1642)

 ようやく短い春休みを楽しんいます。長い間、教員免許状の行方が分からなくなっており、「免許皆伝」のはずなのに「無免許」だと困ると思って、免許状の再発行のために、京都府教育庁に行ってきました。京阪電車を利用したので、丸太町通りから御所を抜けて下立売門から京都府庁へのルートです。

 3月下旬から急に暖かくなって、京都は桜の見頃です。最近、京都でよく着物姿の若い女性を見かけます。御所でも着物姿の幾人かの女性を見かけました。海外からの観光客であることが多く、すれ違うと韓国語か中国語で話しているようです。今日は、たいへん暖かく、また御所は玉砂利の道なので、着物で歩くにはふさわしくはありません。それでも日本情緒を楽しもうという外国人観光客が多いのだろうと思います。

 さて、京都府教育庁では、免許の再発行はできないということで、免許状授与証明書を申請してきました。これが免許状代わりになるとのことです。所持する免許は、ずいぶん昔の「高校1級」免許。確かに免許があることがわかってホッとしました。

 やっと免許の手続きが終わったので、再び御所を通って、出町柳から大阪に戻ることにしました。途中、同志社大学の学食でランチ、同志社女子大学の構内をぬけて、出町柳へ。よく歩きましたが、京都の春を感じることのできる一日でした。
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高校合格発表

2018/03/20 Tue (No.1641)

 今日は、大阪府立高校の合格発表の日です。雨が降ったりやんだりの寒い一日です。午前10時の合格発表を見るために9時過ぎから来校している受験生と保護者もいます。いよいよ午前10時。合格者の受験番号の掲示です。肩をたたきあって喜んでいる受験生がいるかと思えば、そそくさと帰り支度をする受験生もいます。そこそこ競争率が高かったので、掲示板に載っていない受験番号も見受けられます。

 午後2時からは73期生の合格者登校です。小雨が降る中、在校生によるクラブ勧誘の渦の中を合格者とその保護者が登校します。20枚近くの勧誘ビラをもらっている合格者もいます。受験生にとっては初めてのうれしい体験でしょう。高校生になるという自覚が芽生えてくる体験かもしれません。

 ここまでは受験生たちをフレッシュな気持ちにさせ、あらたな意欲が生まれる体験です。そして体育館での高校生活についての説明会。これが長い。各分掌の長の先生たちによる、高校生活を始めるにあたっての注意と連絡が主な内容ですが、時間通りに終わったためしがありません。今日はとくに寒い一日です。体育館でだまって説明を聞く合格者と保護者に同情を禁じえません。儀式と思って我慢していただくより仕方がないのかもしれません。

 ともかくこれで晴れて高校生。23日には、書類提出と物品購入のための合格者登校があり、4月初めには健康診断があって、いよいよ入学式となります。
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採点がイベントだったころ

2018/03/15 Thu (No.1640)

 今日3月15日は、大阪府立高校の終業式です。終業式を終えて、生徒たちを全員下校させてのち、再び採点の続きです。現在の高校入試は、このように12日の入試当日から何日もの時間をかけて、いくつもの点検をはさみながら、ミスが起こらないように慎重に採点します。

 しかし、今から30年前の入試は、こうではありませんでした。ちょうど今の受験生の保護者が高校入試を迎えていたころです。当時は3月15日が終業式であったのは現在と同じですが、高校入試は翌日の16日に実施されていました。そして、合格発表は3月19日。

 たった3日間で採点、点検、資料作成、合格発表へと続いていったのです。ですから、採点は、入試が終了する16日のうちに済ませてしまいます。数学などは、採点はスピーディなのですが、英語や国語はそうはいきません。教科の教員総がかりで、夜の8時ごろまで採点します。採点を済ませてしまわないと帰れないのです。今だからいえることですが、おそらく採点ミスはたくさんあったことだと思います。

 14クラスで、クラス定員48名の時代の採点に携わったことがあります。教員の数も多いのですが、採点しても採点しても、つぎからつぎへと答案の束が現れます。へとへとになって採点を終えるのですが、採点基準が揺らいでいないとは断言できない状態でした。

 今から思えば、懐かしい採点イベントです。とはいえ、今年受験した中学3年生の答案は何度もチェックを重ねていますので、採点の公平性は担保されており、採点ミスもほぼないということができます。
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大阪府立高校一般選抜入試日

2018/03/12 Mon (No.1639)

 今日は、一般選抜の入試日でした。朝8時前から、受験生が続々とやってきます。中学校の先生や塾の先生が校門までの道の傍らに立って応援しています。

 体育館に入場した受験生は、引率の先生の先導で受験教室に入室します。わたしも、何時間かの試験監督を行ってきました。問題は明日の新聞に掲載されるでしょうが、英・数・国のC問題は確かに難しいです。多くの受験生が頭を悩ませていました。とくに差がつくのが数学です。受験だから差がつくのは仕方がありませんが、一生懸命頑張ってきた中学3年生にエールを送りたいと思います。

 いよいよ明日からは、採点です。何度も何度も点検を繰り返しながら、決してミスの出ないように作業していきます。あいだに高校の終業式をはさんで、合格発表は来週の3月20日となります。
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受験教室の準備

2018/03/09 Fri (No.1638)

 いよいよ12日は、大阪府立高校の入学試験です。今日は入試要項についての職員会議があり、そのあと試験教室の準備をしてきました。あらかじめ、どの教室が試験教室となるかはわかっているので、学年末試験の最終日に各クラスの生徒たちが入念に掃除をしてくれているのですが、それでも、デコボコのある机があったり、机の一部に落書きがあったりします。

 試験教室の準備は、生徒がいなくなってから、何人かの教員がそれぞれチームを組んで、放送設備、机やいすの状態、壁や黒板の落書きなどのチェック、受験番号や座席配置図、試験時程の掲示など、どの受験生にも平等にまた快適に受験できるように配慮しておこないます。

 受験当日は、受験生は最初に体育館に集合し、受験番号順に整列します。そして全体の注意を受けたあと、引率の先生に伴われてそれぞれの受験教室に向かうわけです。
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2018年度大阪府立高校一般選抜入試最終集計

2018/03/07 Wed (No.1637)

 大阪府公立高校一般選抜入試の志願者の最終集計が発表されました。(出典 「朝日新聞」3月7日朝刊)

最終1
最終2

 平均競争倍率は1.17倍で、昨年と同じです。学力検査は3月12日、合格発表は3月20日です。募集定員に満たない高校が21校ありますが、学区がなくなったため、交通の便が悪いところにある高校が多く、定員割れが固定化されてきています。
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2018年度大阪府立高校一般選抜出願状況(中間)

2018/03/06 Tue (No.1636)

 3月5日午後4時現在の大阪府立高校一般選抜入試の出願状況が発表されました。(出典 朝日新聞3月6日 朝刊)

中間1
中間2

 平均競争率は1.14倍です。すでに春日丘高校が1.61倍、夕陽丘高校、布施高校、花園高校が1.5倍を超えています。出願は今日が締め切り日です。
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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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