英語C問題の迂回路

2017/02/28 Tue (No.1607)

 大阪府立高校入試の英語のC問題はかなりむつかしいのですが、持っている英語の資格に応じで得点をあたえる制度が今年から始まりました。たとえば英検2級を持っていれば、得点率8割、すなわち90点満点で72点に換算してくれます。B問題までしかなかったころの府立トップ校での合格最低ラインは8割強だったので、当日の試験の結果にかかわらず、C問題で8割を与えられることは大きなアドバンテージです。

 さらにもし英検準1級、またはTOEFL-iBTで60点あれば、満点の90点に換算されます。TOEFL-iBT60は英検2級より少しむつかしい程度ですから、どこかの英語の受験塾で勉強をすれば取れない資格ではありません。下記をご覧ください。(出典 大阪府教育委員会ホームページ)

換算

 中学生の間に英検なり、TOEFLなどの勉強をしてそれなりの資格を持っていれば、公立高校受験の英語をスルーできるのです。1月の大阪府チャレンジテストの結果によって決まる中学1・2年の英、数、国の評定(2月13日のブログをご覧ください)、外部資格によって決まる受験当日の英語の得点。大阪府の高校入試は、中学校の学びの領域からはどんどん乖離し、中学校での授業を軽視する方向へと向かっていきます。
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大阪府立高校一般選抜入試C問題

2017/02/27 Mon (No.1606)

 大阪府で難易度の高い公立高校はほとんどC問題を採用していますが、C問題はどれくらいむつかしいのでしょうか。数学の問題は従来からB問題であっても、かなりむつかしい問題が出題されていました。とくに図形の問題はかなり学習をしていないと解けないものが多く出題されました。数学のC問題はそれがさらに難化しています。進学校の高校生でも正解するのは容易ではないと思います。

 英語の問題は出題文も英語で構成されています。問題文のレベルは高校1年で学習するくらいの内容です。問題文を速く正しく読んで理解し、選択肢のなかから正解を見つけ出さなければなりません。ライティングも今までのような和文英訳ではなく、テーマについて英文で意見を表現することが求められます。たとえば、次のような英作文です。

In some high schools, students must wear their school uniforms. In other high schools, they can decide what they want to wear. Which of these two schools do you like better? In English write your opinion and reasons.

 もちろんリスニングもむつかしくなっています。

 C問題の内容を、多様な生徒のいる中学校の授業で教えることは不可能です。ますます塾の需要が増大しています。「類塾」や「馬淵」などの受験塾が近年大阪府全域に進出してきています。しかし、本当にこのような受験環境が大阪府の教育にとって最善なのかと疑問に感じます。
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FC2ブログの二段階認証

2017/02/26 Sun (No.1605)

 このブログは、FC2blogを使用して作成されていますが、先週の木曜日にログインできなくなり、しばらく更新することができませんでした。パスワードをながらく変更せずにログインしていた結果、セキュリティの低下があったと判断されて、新たに認証用コードを入力しないとログインできなくなったのです。

 認証用コードは、登録したメールアドレスに自動的に送付されているとのことなので、探してみましたがメールが届いていません。幾度か試してみましたがダメでした。そこで、メールアドレスの変更を依頼して、新しいメールアドレスに認証用コードを送ってもらうことにしました。これが金曜日の夜です。すぐには返事が来ないだろうと思っていたら、なんと3時間後にはユーザーサポートの担当者からメールアドレス変更完了のメールが届き、土曜日の早朝には認証用コードが送られてきて、無事ログインすることができました。本当に素早い対応でした。

 FC2などの無料ブログの場合、サポートが貧弱ではないかと考えていたのですが、今回はいい意味で裏切られました。FC2ブログはもう7年間使い続けていますが、テンプレートやプラグインが充実しており、たいへん使いやすいブログです。これを機会にスマートフォン用のテンプレートを変えてみました。

 とはいえ、わたしはWordPressを使った独自ドメインでのホームページも持っており、そちらに移行することも考えているのですが、1600本もの記事とグラフや図表の再編集を考えるとついついおっくうになってしまいます。
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国公立大学前期日程試験にあたって

2017/02/25 Sat (No.1604)

 来週には大阪府立高校一般選抜入試の受付が始まりますが、それより今日は国公立大学の前期日程の試験日です。すでにセンター試験が終わり、その得点に基づいて出願している受験生が多いので、半分は試験が終わっているようなものです。私立大学の試験のように受験日一日だけの結果に左右されるわけではありません。

 難関大学のように個別試験の比重の高い大学は別として、多くの大学での合格可能性は、センター試験のあとの合格可能性判定と一致していることが多いです。ですから、センター試験でB判定かB判定に近いC判定であれば、だいたい合格してきます。受験生の皆さんにとっては、不安もあるでしょうが、試験の半分は終わっています。あとの半分に自信をもって臨んでください。
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大阪府立高校入試問題の種類と調査書の比率

2017/02/22 Wed (No.1598)

 大阪府立高校の一般選抜では、英・数・国の入試問題につき難易度の違う3種類の問題から、高校が独自に問題を選択することができます。Aが一番易しく、Cが一番難しくなります。また、総合得点に占める学力検査と調査書の割合をⅠ7:3、Ⅱ6:4、Ⅲ5:5、Ⅳ4:6、Ⅴ3:7のうちから選択することもできます。

 一般選抜におけるそれぞれの組み合わせの一覧をお知らせします。これも教育委員会のホームページからの抜粋です。偏差値の高校はC問題で、調査書の倍率はⅠを選択するところがほとんどです。

一般1
一般2
一般3



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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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