特別選抜の実施

2016/02/22 Mon (No.1496)

 今日は大阪府立高校の特別選抜の実施日です。昨年までと変わって特別選抜実施校は実技試験や面接試験のある高校に限られますので、多くの高校では、平常授業が行われています。

 実は、2月下旬は高校にとって非常に忙しい時期です。3年生にとっては、国公立大学の前期日程入試、私立大学の最後の入試が行われます。私立大学の一般入試に不合格であった生徒に対して、進学相談を行い、新しい調査書を発行することも必要です。卒業式もすぐそこに控えています。1年生・2年生にとっては学年末テストの実施時期です。成績の振るわないものに対しては、補習を行うことも必要です。

 このように生徒たちとかかわることの多い2月下旬に高校の前期入試があると、生徒たちの面倒を見ることがほとんどできません。入試準備から合格発表まで生徒たちが登校できない期間があるのです。また教師のほうでも、入試にミスがあってはなりませんので、入試に対して神経を集中している時期なのです。

 高校の前期入試と後期入試が一本化されたことは、少なくとも在校生と教師にとっては喜ばしいことなのです。
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2016年度入試国際文化科・国際教養科の難易度

2016/02/21 Sun (No.1495)

 昨日は文理学科の難易度について考えてみましたが、今日は専門学科の国際文化科や国際教養科の難易度の変化について考えてみます。

 昨日と同じく「五ツ木」の第6回模試結果で確認してみます。昨年の志望者の偏差値の平均点と比べると、今年度、国際文化科では、住吉-2.4、千里-3.2、泉北-2.4の偏差値の低下があります。また国際教養科でも旭-0.2、枚方-2.1、花園+0.3、佐野-1.0と国際文化科ほどではありませんが多くの高校で低下しています。グローバル科や英語科でも同様の傾向です。今年の「国際関係」科の入試は偏差値で見る限り、昨年よりも易しくなりそうです。

 また「国際関係」科の入試で昨年と異なる点は、普通科と同時受験になったこと以外に、受験教科が3教科から5教科になったことです。したがってそれまで英語は得意であったが、社会や理科が苦手であった生徒に人気があった「国際関係」科ですが、そのメリットがなくなったといえます。そのため、「国際関係」科の志望者も減少しているのではないでしょうか。

 もちろん実際に試験が行われてみるまでは、何とも言えませんが、2016年の「国際関係」科の入試は易しくなりそうな気がしています。
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2016年度大阪府立高校文理学科の難易度

2016/02/20 Sat (No.1494)

 2011年に文理学科が設置されて以来、専門学科のなかでは文理学科が一番難易度が高いのですが、2016年度にはそれまで前期入試でおこなわれていた選抜が、後期入試と一本化され、一般選抜という名称で3月10日に一斉に実施されます。また北野高校と天王寺高校は普通科をなくして文理学科のみの募集となります。

 このことによって、昨年と比べて文理学科の難易度はどう変わってくるのでしょうか。中学3年生がよく受験する「五ツ木」の第6回11月模試結果をもとに考えてみましょう。

 北野高校と天王寺高校の文理学科の志望者の偏差値は、もともと高いのですが、第6回模試での志望者の平均点は、北野高校で昨年比-0.2、天王寺高校で-0.6と少し低下しています。またそのほかの文理学科を調べてみると、第6回模試において、豊中高校+-0、茨木高校+0.6、大手前高校+0.7、四条畷高校+0.1、高津高校+-0、生野高校-0.3、三国丘高校+0.1、岸和田高校+0.2と少し上昇している高校が多いですが、この程度の差では、ほとんど昨年と変わらないといっていいでしょう。

 したがって、文理学科に関しては、2016年度の入試が難化したり易化したりすることはなく、昨年並みのレベルの高い入試となるだろうと予測しています。
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大阪府立高校入試ボーダーゾーン生徒の合否決定

2016/02/19 Fri (No.1493)

 昨日はそれぞれの高校の調査書と学力検査の比率をお知らせしました。それでは、実際に総合点をもとにして合格者はどのように決定されるのでしょうか。とくに普通科と専門学科と2つの学科を持つ高校では、第2志望まで選ぶことができます。このような場合、第2志望の扱いはどうなるのでしょうか。

 具体的に見ていきましょう。どの高校でもいいのですが、昨年倍率の高かった四条畷高校を例にして考えましょう。四条畷高校は文理学科160名、普通科200名の募集です。そして全体倍率が昨年の後期入試並みの2倍として720人の応募があり、文理学科が第1志望のものが600人いたと仮定します。

まず最初に総合点の高いものから順に、第1志望、第2志望の区別をせずに並べていきます。そしてそれを総合点の高いものから順に、第1志望、第2志望の学科に割り振っていきます。そして先に定員の110%に達した学科の合格者を先に決定します。この場合、文理学科がこれにあたると思います。そしてこの110%までのものが合否の審議の対象者となります。

 合格者を決定するにあたって定員の90%すなわち144名までは、総合点の高いものから順に合格を決定します。そしてポーダーゾーンに残った残りの20%の32名から16名の合格者を決定します。最初に、ボーダーゾーンの中で、自己申告書、調査書の「活動/行動の記録」の記載内容が、四条畷高校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とします。

 四条畷高校のアドミッションポリシーは以下の通りです。
1) 将来の進路実現に向けて、知的好奇心が旺盛であり、目的意識や向上心を持って学習に取り組む生徒
2) 生徒会活動、部活動や学校行事等の課外活動にも積極的に取り組み、将来のリーダーをめざす生徒
3) グローバルな視点で物事を考え、他人に対して思いやりの心を持ち、国際社会や地域社会の発展に貢献しようとする意欲のある生徒
4) 幅広い視野を持ち、自分で課題を見つけ、その課題の解決に向けて、自ら考え判断し行動できる生徒

 抽象的でわかりにくいのですが、このアドミッションポリシーに極めて合致する受験者はかなり少ないと思います。どうしてもこの受験生を合格させたいというレベルの人を合格させるために使われることと思います。アドミッションポリシーに極めて合致するものを優先的に合格させたのちは、残りのものから再び総合点順に定員に達するまで合格者とするわけです。
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大阪府立高校入試の学力検査問題の種類と調査書の倍率

2016/02/18 Thu (No.1492)

 特別選抜の受付は終わりましたが、中学3年生の多くの人にとって関心があるのは、むしろ一般選抜だと思います。今日は一般選抜入試で使用される試験問題(英・数・国)の難易度および調査書と学力検査との比率についてお知らせします。(出典 大阪府教育委員会)

タイプ1
タイプ2
タイプ3

 2016年度の入試から英、数、国においては、3段階の難易度のなかから問題が出題されるようになりました。また専門学科でも社会、理科が受験科目に加わりました。したがって、一般選抜では学力検査が国、社、数、理、英の5教科それぞれ90点満点で合計450点、そして調査書が国、社、数、理、英、音、美、保体、技・家の9教科それぞれ50点満点で合計450点、この2つが総合点の基礎点となります。

 それぞれの高校で学力検査と調査書とに所定の倍率をかけ、900点満点で総合点を決定します。以下の表の「倍率のタイプ」がそれぞれの高校での比率となります。一般的に言って学力上位校では学力検査の比率が高く、学力下位校では調査書の比率が高くなっています。

説明
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2016年度大阪府公立高校特別入試最終志願者数

2016/02/17 Wed (No.1491)

 大阪府立高校特別入試の最終志願者数が発表になりました。(出典 「朝日新聞」2月17日 朝刊)。紙面の大きさの関係で、画像が上下2枚に分かれています。注意してください。

倍率1
倍率2

 試験は2月22日に実施され、合格発表は3月1日です。
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2016年度大阪府公立高校入試日程

2016/02/16 Tue (No.1490)

 長い間更新をしていませんでした。 しかしいよいよ高校入試の季節となりました。
 
 昨日から2016年度大阪府立高校の入試の受付が始まりました。今回の受付は、選抜に実技試験や面接のある工業科や美術科などの特別入試と、帰国生や外国人生徒に対する入試に対してのものです。

 また昨年までの前期入試と後期入試は今年から廃止されています。そして、前期・後期が一本化されて、3月10日に一般入試選抜として実施されます。

 日程が昨年とは大きく変わっていますので、ここに一覧として載せたいと思います。(出典 大阪府教育委員会)。今年受験の中学生の皆さん、毎年変化の多い大阪府の入試ですが、実力を蓄えて志望校への合格を果たしてください。

日程

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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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