大阪府立高校再編成

2013/08/31 Sat (No.1191)

 府教委は、5年後の2018年度までに府立高校と大阪市立高校をあわせて7校程度減らす再編計画案をまとめ、30日の教育委員会議で提示しています。具体的な校名は挙げておらず、府・市教委が志願状況などを見極めながら検討していくとのことです。

 というのは、府内の公立中学校卒業生は来年度の約7万7千人から、18年度には6千人程度減る見通しだからです。今年度末にも現在の府立高校138校、大阪市立高校20校のうち、市立高校が3校再編されるなどして計155校となる予定です。(出典 「朝日新聞」8月31日朝刊)
関連記事

生徒の安心材料

2013/08/30 Fri (No.1190)

 今日も受験報告書を閲覧に来る生徒がいました。進路指導室には十年以上の卒業生の受験報告書がストックされています。とくに重宝するのが、指定校推薦や高大連携入試で受験した卒業生の報告書です。

 これらの入試情報は、その性質上インターネットで明らかにされることは絶対にありません。それらの入試では、合格の確率が高いとはいえ、生徒にとっては人生一度の入試です。面接などの情報を知っていることは、生徒にとって大きな安心材料となります。
関連記事

受験報告書

2013/08/29 Thu (No.1189)

 AO入試や指定校推薦入試では面接試験のあるところがほとんどです。面接試験のある場合は、生徒に必ず受験報告書を書いてもらっています。個人面接か集団面接か、面接官の人数、面接時間、面接会場の配置図、面接で聞かれたことなど、できるだけ詳しく、次に受験する生徒がよく分かるように記述してもらうわけです。

 また、小論文がある場合や実技試験が課される場合も、小論文のテーマや内容・制限字数などの記載、実技試験の内容なども記入してもらいます。そして、最後に後輩へのメッセージを残してもらいます。

 このような報告書を多く集めることによって、次に受験する者がそれにしたがった対策をたてることができます。インターネットで受験報告書を閲覧できるところもありますが、現役生にとって、自分の高校の先輩が書いた報告書が一番頼りになるようです。
関連記事

子どもの貧困

2013/08/28 Wed (No.1188)

 高校授業料無償化となる所得制限を910万円とする案を自民党と公明党が合意し、浮いた財源を高校生の教育費負担の軽減に必要な経費に充てるとしています。日本の子どもの貧困率は、ユニセフによると先進35か国のなかで9番目に高くなっています。とくに一人親世帯の子どもの貧困率は54.3%と、OECD32か国のうち、ルクセンブルクの56.2%についで高い数値です。(出典 「朝日新聞」8月21日朝刊)

 阿部彩によれば、貧困率が突出している家族構成は「母子世帯」であり、その貧困率は66%となっています。母子世帯は、「母親の就労率が非常に高いのにもかかわらず、経済状況が厳しく、政府や子どもの他父親からの援助も少ない」状態です。(出典 『子どもの貧困』阿部彩 岩波新書 2008年)

 このいわゆるワーキングプアの原因として、阿部は、就労形態の非正規化、父親からの不安定な養育費などをあげています。とくに中学・高校・大学と教育に出費がかさむようになると、一人親世帯では経済状況が悪化する場合が多くなります。親から子へと続く貧困の連鎖を、断ち切れる社会を作っていかなければなりません。
関連記事

2015年度センター試験出題教科・科目

2013/08/27 Tue (No.1187)

 すでに2015年度のセンター試験の概要も発表になっています。大学入試センターのホームページではすでに明らかにされていますが、文書となったものも8月22日付で高校へ通知が来ています。

 今日は、ホームページから出題教科・科目、出題方法についてお知らせしたいと思います。(出典「大学入試センター」)

2015センター
関連記事

指定校推薦で確認すべき点

2013/08/26 Mon (No.1185)

 どの高校でも指定校推薦選考には細心の注意を払っています。指定校一覧表には書ききれない、非常に複雑な条件を指定する大学もあり、生徒や担任の早合点で、推薦基準を満たしてない生徒が応募する場合もあります。ですから、必ず、指定校推薦の正確な推薦基準を進路指導室まで確認に来るように生徒には指導しています。

 また、入学手続きに必要な金額と、納入期日も確認させています。2月か3月に入学手続きをとればよいと考えている保護者がいないとも限らないので、必ず金銭面でも準備ができるか、保護者とも相談しておくように伝えています。

 もちろん指定校推薦で推薦されれば、確実に受験し、入学してからも勉学に対して真摯な努力が求められます。指定校推薦に選考されたのちに辞退することなどは、言語道断です。
関連記事

指定校推薦応募のハードル

2013/08/25 Sun (No.1184)

 指定校推薦の季節が始まりました。一部のトップ校を除いて、近年はどの高校でもそうだと思いますが、成績がよく、一般入試でも合格できるような生徒が指定校推薦に応募してしまい、一般入試までがんばる生徒が減少しています。

 安易に指定校推薦に応募しないように、指定校推薦応募のハードルを高くしたいと思っている高校も多いと思います。いくつかの高校の例をあげると、指定校推薦一覧表は生徒自らが進路指導室に来ないと閲覧できなかったり、指定校推薦一覧表の発表から申し込み締め切りまでの期間を短くしたり、申し込みに際して詳細な志望理由書を書かせたり、オープンキャンパスへの参加を条件にしたりといろいろ工夫しているようです。
関連記事


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示