センター試験の平均点と受験動向

2012/12/24 Mon (No.937)

 センター試験の平均点は、昨年、今年と2年連続して上昇しました。おそらく2013年のセンター試験の平均点は下降すると思います。その場合、受験生は「弱気」の出願となります。今年度は平均点の上昇にもかかわらず、国公立大学への出願が減少しました。たぶん合格点に達成しないと思われる受験生が出願を取りやめたものだと思いますが、2013年度も「安全思考」は続いていると感じます。平均点が下降した場合、チャレンジ受験が少なくなり、地元の国公立大学の人気が上昇する傾向があります。

 大手予備校の志望動向を見ていると、現在でも北陸・中国地方の国公立大学の人気が高まっていますので、センター試験の平均点によっては、京大・阪大・神戸大を第一志望としていたものが、広島大・岡山大・金沢大などに出願変更することも大いに考えられます。

 2013年のセンター試験の行方を見守っていきたいと思います。
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近畿大学推薦入試から占う

2012/12/23 Sun (No.936)

 2013年度入試の特徴を考えて見ましょう。まず今年は高校卒業予定者が昨年よりも3%程度増加していることを念頭においてください。そのため大学の入学定員数が昨年と同じであれば必然的に競争率は上がります。地元思考と安全思考との影響で2013年度入試では産近甲龍レベルの大学の志望者が増加していることもお知らせしました。実際にこの11月から12月にかけて行われた推薦入試の結果を例にとって見ましょう。

 私立大学全体の入試動向を占うメルクマールとなるのは、近畿大学の推薦入試です。昨年と今年の学部別の推薦入試の倍率を載せておきます。

近大公募倍率

 一見してわかることは、ほとんどすべての学部で倍率が上昇していることです。合格者総数は昨年とほぼ同じですから、受験者が増加したことを意味します。わたしの高校でも今年の近大推薦入試は苦戦しました。近大が難化するときには同じレベルの大学も難化することが多いです。産近甲龍の後を追う摂南・追手門・桃山学院・神戸学院などの大学も難化すると思います。おそらく関大も少し難しくなるのではないかと思います。

 私立大学間の競争において、あまり影響を受けないのは、同志社と関学くらいかと思っています。ただし、この両大学も国立大学の志望動向の影響を大きく受けます。
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進路資料室の整理

2012/12/22 Sat (No.935)

 大阪では昨日が2学期の終業式の日でした。進路資料室は生徒たちに手伝ってもらい、また進路指導室は自分たちの手で掃除しました。ともかく大量の郵便や資料が毎日進路指導部宛に送られてきます。ほとんどが必要のないものですが、発送する側の手間と配達するものの手間、そして受け取る側の手間を考えるとどうにかならないものかと思います。そして、その大量の文書の作成費、郵送費はすべて送り手の学校の学生に転嫁されているのです。昨日も多くの学校案内や願書を整理して、廃棄しました。

 受験する生徒が多い大学の大学案内や願書であれば、何部かは願書のストックも必要ですが、今まで受験したことのないような学校から、数度にわたって多くの部数の願書が届けられると保管する場所もないし、もったいないとは思いながら、廃棄処分します。

 願書は生徒自身でスマホや携帯からすぐに無料で取り寄せることのできる時代です。進路指導部から請求依頼のない願書は無駄な書類となりますので、送り手の側でも節度を持ってお送りください。
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関西主要私大の志望動向

2012/12/21 Fri (No.934)

 関西主要私立大学の2013年度入試の志望動向を見てみましょう。関東では早慶上智MARCHをはじめ難関大学のほぼすべてが志望者源の傾向を示しています。これに対して、代ゼミと駿台では若干違いがありますが、関西では関関同立はほぼ昨年通り、産近龍や中堅大学では志望者の増加が見られます。代ゼミと駿台での志望動向を表にしました。(出典 「出願指導ガイドブック」ベネッセ 「第2回大学入試研究会資料」 代ゼミ)

主要私大志望動向

 受験料も高いので、受験生の「安全志向」がうかがえるのかもしれません。表の大学の中では、甲南大学もふくめて、神戸地区の大学がやや低調のように思えます。
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国公立大学の志望動向

2012/12/20 Thu (No.933)

 国公立大学の大学別の志望動向をお知らせします。難関10大学と近畿の大学の前期日程での志望動向です。使用した資料、表の見方は昨日と同じです。

志望動向2013

 難関10大学では、文系の一橋大学と名古屋大学が志望者を減らしています。また京都の大学が志望者を増加させています。今年の入試の難易度は下がっていないと思うのですが、大阪府立大学が志望者を減らしているのが大阪府民として気になります。
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学部系統別大学志望状況

2012/12/19 Wed (No.932)

 昨年同様、代ゼミと駿台・ベネッセの2013年度入試における学部系統別志望動向を一覧表にしました。(出典 「出願指導ガイドブック」ベネッセ 「第2回大学入試研究会資料」 代ゼミ)

 代ゼミのデータは本年度公開模試受験生の第一志望における対昨年比です。駿台・ベネッセのデータは第1回マーク模試における志望者数の対昨年度比を表わします。オレンジは5%以上の減少、グリーンは5%以上の増加を表わします。ただし、今年の高校卒業生は昨年比3.4%増加していますので、それを割り引いて考えなければなりません。

系統別動向2013

 これをみると法学部の人気低下はとどまらず、経済学部もあまり人気があるとはいえません。工学部の人気もまだ高く、それ以上に資格の取れる医・歯・薬の人気が高まっています。薬学部は今年6年制第1期の卒業生がでて就職がよかったことが人気を呼んでいるのだと思います。看護・保健・生活系(食物栄養)は私立大学で高い人気を得ています。全般的に昨年の傾向とくらべてみてもそれほどの志望動向の変化は見られません。
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クラス担任の仕事

2012/12/18 Tue (No.931)

 今年は12月24日が天皇誕生日の振り替え休日となるため、終業式は12月21日となります。そのためいつもよりは少しあわてて年度末の作業をすることとなります。担任の先生は、クラス成績や出欠の確認で忙しい時期です。

 ひとむかし前までは、通知票も手書きであったので、各教科担当の成績一覧表からクラスごとの成績一覧表を作り、それを通知票に転記していました。また生徒一人ひとりにあてて短いコメントも書き添えました。 

 最近は、成績処理はすべてコンピュータを使用しておこなうので、その点担任の先生の負担は軽減されました。しかし、それでも担任外の先生と比べて、この時期の仕事の量は非常に多いです。わたしは担任ではありませんので、クラスの仕事はありませんが、進路統計の作業に追われています。
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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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