浪人生の大学入試センター試験出願

2012/09/23 Sun (No.842)

 「大学入試センター試験受験案内(志願票)」は、それぞれの高校でセンター試験受験希望者に配布されることになりますが、浪人の場合はどのようにして入手したらよいのでしょうか。予備校に通っている場合は簡単です。各予備校で「受験案内」を配布しています。また、出身高校でも余分に「受験案内」を取り寄せているはずですので、出身高校に問い合わせても入手できます。そのときに、「卒業証明書」ももらっておいてください。

 予備校にも通わず、出身高校にも内緒で受験したい場合には、センター試験を実施している大学で入手するか、郵送(テレメール)で取り寄せることになります。大学入試センターには、「平成25年度センター試験『受験案内』『受験特別措置案内』の入手方法について」というサイト(http://www.dnc.ac.jp/modules/center_exam/content0525.html)があり、そこで郵送で取り寄せる方法についての記述があります。送料として240円、さらに送料振込の手数料が必要となります。

 浪人生の出願は、各自でおなうことになります。「志願票」を書き上げ、銀行で検定料を支払ったら、その「検定料受付証明書(E票)」を「志願票」に貼り付け、コピーをとった上で出願します。その他の書類として出身高校で発行する「卒業証明書」が必要です。「志願票」と「卒業証明書」を「受験案内」に同封されている黄色い出願用封筒の中に入れ、「簡易書留」で出願します。

 出願日は10月1日から10月12日(消印有効)までとなっています。
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学生支援機構予約奨学金選考の遅れ

2012/09/22 Sat (No.841)

 皆さんのなかには、「日本学生支援機構」の予約奨学金を申しこんでいる人も多いと思います。学生支援機構は、当初第1回の採用選考結果について9月下旬に通知すると発表していましたが、9月18日付で各高校に連絡があり、選考結果の発送が10月上旬にずれ込むとのことです。その理由としては、例年と比べて不備照会が増え、とりまとめに時間がかかっているそうです。

 わたしの高校では、すでに何人かの生徒から、いつ奨学金選考結果がでるのかの問い合わせがあります。AO入試や指定校推薦入試の結果がそろそろ発表され始める時期なので、気にかかるのは当然です。特に第1種奨学金の結果が気にかかると思います。残念ながらもうしばらく待ってもらわなければなりません。

 第2回奨学金募集の申込期限は、10月1日から10月15日までです。もちろん学校によって、それぞれ校内の申込期間が定められていると思います。今回からは有利子の第2種奨学金のみ申し込めます。申し込みの際には、源泉徴収票など「収入に関する証明書類」の添付が必要です。また、第2回、第3回申込については、学生支援機構からとくに申込書類の発送はしないので、ホームページから必要書類をダウンロードしてほしいとのことです。
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修士課程修了者の1/6が正規の職についていない

2012/09/21 Fri (No.840)

 昨日は、大学学部卒業者の就職状況を概観したので、今日は大学院修士課程修了者の就職状況についてみてみましょう。2012年に大学院の修士課程を修了した者は、78709人で、この数は学部卒業者559030人の14%にあたります。また学部卒業生ではその79%が私立大学卒業ですが、修士課程修了者では63%が国公立大学の修了です。

 修士課程修了者のうち、全体の就職率は73.2%で、そのうち「正規の職員等である者」は70.3%、「正規の職員等でない者」は3.1%となっています。

 「就職も進学もしなかった者」は13.0%で「一時的な職業に就いた者」、「正規の職員等でない者」を合わせた「正規の職」につけなかった者の割合は、修了者全体の17.6%となります。昨日、大学の学部卒業者の4人に1人が「正規の職」についていないことを紹介しましたが、大学院修士課程修了者では、6人に1人が「正規の職」についていないことになります。(出典 「学校基本調査速報」平成24年8月27日発表 文部科学省)。

 大学院に進学すると、就職口がないように思われる方が多いですが、修士課程修了者のほうが学部卒業生より就職率がよくなっています。
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大学卒業生の1/4が正規の職についていない

2012/09/20 Thu (No.839)

 2012年に大学を卒業した学部学生のうち、63.9%のものが就職しました。そして大学院等に進学したものが11.8%です。(出典 「学校基本調査速報」平成24年8月27日発表 文部科学省)。就職率はリーマンショックの影響があった2010年の60.8%、2011年の61.6%、そして2012年の63.9%と少しずつ回復しています。大学のキャリアセンターの努力や中小企業も視野に入れる学生が増加したことも就職率回復の一因だと思います。

 今年の「学校基本調査」からは、「正規の職員等でない者」の区分が新しく追加されています。それによれば、就職者のうちの6%がその「非正規雇用」に分類されます。この「非正規雇用」と「一時的な仕事に就いた者」「進学も就職もしていない者」をあわせると12万8千人となり、卒業生全体の22.9%となります。学部卒業生のおよそ4人に1人が「正規の職」につけていないことになります。
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めまぐるしく変化する大阪府の教育

2012/09/19 Wed (No.838)

 この数年、大阪の教育はめまぐるしく変化させられています。2010年度入試は公立高校無償化、2011年度は所得制限はあるものの私立高校無償化、そして文理学科の新設、2012年度は大阪府教育行政基本条例と府立学校条例の成立、それを受けて全公立学校で児童、生徒、保護者による教師評価の導入、3年連続定員割れの高校の再編計画、2013年度は普通科にも前期入試の導入、2014年度は学区の解体と続きます。

 このめまぐるしい変化の中で一番困惑しているのは、中学3年生とその保護者、そして中学校の先生でしょう。最近、中学3年生や中学生の保護者から、このブログに対してよくメールやコメントをいただきます。先の見通しの立たない教育変革に不安を覚える人が多いのだと思います。高校の現場にいるわたしたちでさえも、たとえば来年の前期の学級数がどうなるのか、まだ知らされていません。

 基本的には大学進学に関する情報を中心として書き綴っているブログですが、おりにふれて高校進学のことも書いていきたいと思っています。
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センター試験利用入試のメリット

2012/09/18 Tue (No.837)

 私立大学のセンター試験利用入試とは、各大学の個別の入試をまったく受験することなく、センター試験の成績だけで私立大学の合否が判定される入試方式のことを指します。よく似た入試にセンター試験併用入試がありますが、今日は、純粋にセンター試験だけで判定される入試について述べます。

 センター試験だけを利用して私立大学を受験するメリットは何でしょうか。

 まず考えられるのは、受験リスクの分散です。多くの私立大学は2月に入試が実施されます。全学部日程とか学部個別日程など同一学部について複数の受験機会はありますが、受験日が接近しているため、たとえばインフルエンザなど症状の重い疾患にかかると、どちらの日程でも実力を発揮できない場合があります。そのような場合に備えて、1月に実施されるセンター試験を受験するのは意味のあることです。

 第2に実際に個々の大学で受験しなくても合否の判定が出ることです。遠く離れた大学の受験会場まで足を運ぶ必要はありません。また一般入試でよく起こるように、入試日程が重なって受験できないということもありません。センター試験を利用する国公立大学の受験の機会は、前期・中期・後期の3回までですが、センター試験利用の私立大学の受験回数には制限はありません。一度のセンター試験受験で、複数の大学・学部の受験が可能です。

 第3にセンター試験受験科目のうち、高得点科目を利用することができます。センター試験利用の入試では、必須科目を含めて3科目の受験が必要な大学が多いですが、それ以上の科目を受験している場合、高得点科目を判定に採用してもらえる場合がほとんどです。したがって、得意科目のある受験生にとっては有利な受験方法となります。

 第4に受験の検定料を節約することができます。私立大学の一般入試での検定料は3万5千円のことが多いです。センター試験利用入試の場合、大学によって異なりますが、1万5千円から2万円程度となります。もちろんセンター試験そのものを受験するのに1万8千円必要です。しかし多くの大学を併願する場合は、有利となるでしょう。

 とはいえ、デメリットがないわけではありません。

 その第1はセンター試験受験前に、個別の大学に出願しておかなければならないことです。センター試験の結果がよかった場合は安心できますが、悪かった場合は出願したすべての大学、学部の合否に影響が及びます。

 第2に募集単位が少なく、センター試験で高得点を必要とする大学が多いです。ですから、国公立大学上位校に合格するくらいの実力がないと、私立大学有名校にセンター試験の得点だけで合格することは難しくなります。
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大学入試センター試験参加私立大学

2012/09/17 Mon (No.836)

 大学入試センター試験の出願は、10月1日からです。高校3年生は、在籍する高校を通じて一括出願することになっています。ですから、9月の終わりか10月の初めには、担任の先生か進路指導の先生に「志願票」を提出しなければなりません。

 センター試験は国公立大学の受験に必要なだけではありません。ほとんどの私立大学がセンター試験に参加しています。実際にどの大学がセンター試験で受験できるのか一覧表がありますのでご覧ください。(出典 「トビラをひらいて、未来へ。 平成25年度大学入試センター試験について」大学入試センター)

センター私大
センター私大1
センター私大2

 どのような形でセンター試験の得点を利用するのかは、各大学の募集要項で確認してください。
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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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