間一髪

2012/01/31 Tue (No.601)

 進路指導部に電話がありました。昨日の朝のことです。頼んでおいた「単位修得証明書」について連絡がないのでどうなっているのか、という卒業生からの問い合わせです。卒業後5年を超えると、成績などを記載した調査書の発行ができません。その時は出願書類に「単位修得証明書」か「成績証明書」が必要となります。また「調査書を発行できない旨を記載した証明書」も必要です。

 卒業生の名前を聞いてハッとしました。医学部をめざしてがんばっている卒業生です。出願締切日まであと2日しかありません。ことの経緯を事務所で確かめると、先週はじめに事務所に申し込んでいるのですが、連絡が進路指導部にまわってきたとき対応した進路部員が、調査書が発行できないという話だけをして、そこから先が止まっていたのです。「単位修得証明書」や「成績証明書」は進路指導部ではなく教務部で発行します。そのあと教務部との連絡がついていなかったのです。いずれにせよ進路指導部のミスです。

 あわてて教務部に連絡して、すぐに「単位修得証明書」を作成してもらいました。わたしは、その間に「調査書を発行できない旨を記載した証明書」を作成します。

 卒業生に電話して、昼過ぎに取りに来てくれるようにたのみました。出願には「卒業証明書」も必要です。これは事務所が発行します。何とか連繋プレーで必要書類を用意することができました。来校したときに、出願に必要な残りの書類を持参してくれましたので、「卒業証明書」「単位修得証明書」「調査書を発行できない旨を記載した証明書」の3つを同封してその足で郵便局に向かいました。

 郵便局で到着日も確認しました。近隣の大学ですので、1月30日に速達書留で送れば、2月1日には間に合います。すごく温厚な卒業生で「先生、間に合うからいいよ」といってくれましたが、たいへん卒業生に迷惑をかけた一件でした。もし期日に遅れたらと思うとぞっとします。学校から連絡がないので、さぞはらはらしたことでしょう。申し訳なく思います。危ない危ない。間一髪のところでした。
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大学・短大卒業者の進路の推移

2012/01/30 Mon (No.600)

 この5年間に大学・短期大学の卒業生の進路はどう変化したのでしょう。学校基本調査を一次資料にJSコーポレーションでまとめた資料が届きましたので紹介します。(出典 「大学・短期大学卒業生の進路5年間の推移」進路データVol.445 JSコーポレーション)

卒業後の進路

 一見して分かることは、リーマンショック以降、大学卒業者でフリーターを含めて非正規労働者が激増していることです。また、大学院に進むものは微増していますが、卒業したのち専門学校に入学しなおすものがかなり増加しています。短期大学では、卒業者数が減少し続けているのに、進路未決定やフリーターの数が減っていないことが分かります。
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進路ガイダンス

2012/01/29 Sun (No.599)

 先週、1年生に対して分野別に大学・短大・専門学校の先生をお招きして進路ガイダンスをおこないました。1年生ではまだ将来のビジョンを描けていない生徒がほとんどです。しかし、時のたつのは早く、ややもすると何も考えないままに、あっという間に受験期を迎えます。  

 今回は、大学で学べることを中心に、それが職業とどう結びつくのか、そしてその分野に進むためには高校生の今何をなすべきかをテーマとお話していただきました。分野別に20会場程度を用意します。講師の先生が、教職か事務職かによってテーマについて力点の置き方が異なります。わたしはほとんどの会場を少しずつ見てまわったのですが、思った以上に生徒たちは熱心に聞いています。わたしももう少し聞いていたいと思うような話もありました。生徒たちの感想を見ても、参考になったというのが多かったようです。

 進路ガイダンスはどの高校でもおこなっているのでしょうが、どの時期に何をおこなうかは難しい問題です。キャンパス見学に出かけていくか、校内でおこなうか、あるいは校外に会場を借りて合同説明会を催すか。模擬授業にするか、職業ガイダンスにするか。大学別におこなうか、分野別におこなうか。どれが一番効果的なのか、そのときどきの生徒の様子によっても異なります。「去年はこんなんしてよかったから、今年もやろや」とか「そりゃあ今年の生徒には難しいで」「そんなんより授業した方がええで」とか学年進路の先生を中心に少しずつ内容が変わります。

 しかし、わたしは行わないよりは、行ったほうがはるかにましだと考えています。効果のほどは分からなくても、少しでも高校卒業後のことを考えることができるからです。兼好とは異なりますが、「しやせまし、せずやあらましと思ふことは、おほやうはするはよきなり」です。
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2012年国公立大学出願状況中間発表

2012/01/28 Sat (No.598)

 大学入試センターから国公立大学の出願状況(1月27日10時現在)が発表になりました。昨年の同時期の数字と比較してみます。矢印の右側が今年の倍率です。それによると国立・公立をあわせて、人文・社会 0.9 → 0.9、理工 0.8 → 0.8、農・水産 0.9 → 0.9、医・歯 1.1 → 1.3、薬・看護 1.1 → 1.1、教員養成 0.7 → 0.7、その他 1.6 → 1.6となっています。国公立大学においては、今年のセンター試験後のデータネットで指摘されていたとおり医学部(前年比111)、歯学部(前年比111)の人気が上昇しています。薬・看護系の人気は高止まりしていると思われます。また日程別の倍率は、前期0.7 →0.7、後期1.7 → 1.7、中期2.2 → 2.2と昨年並みです。

 個々の大学の出願状況は、今日の新聞にも入試センターのホームページにも載っていますのでご覧ください。いずれにせよ、出願締め切りが2月1日なので、これから、模様眺めをしていた受験者が出願することになります。
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後期日程の出願

2012/01/27 Fri (No.597)

 夕方遅く浪人生が訪ねてきました。後期日程の出願をどの大学にするかの相談です。わたしは直接面識がなかったので、クラブ顧問と一緒です。高校の地歴・公民科の教師希望で、センターの得点はちょうど7割とのことです。

 自宅のパソコンが壊れていて、大学検索ができないというので、さっそく教師用Compassで調べてみます。前期日程のB判定には京都教育大で74%、大阪教育大で76%、奈良教育大で73%必要です。もう浪人したくないというので、本人は前期日程は和歌山大学に出願するつもりです。和歌山大学だとB判定は68%です。順当な判断なので前期は和歌山大学で決まりです。

 安全な後期日程は思いつかないというので、またCompassで検索します。和歌山大学だとB判定です。和歌山大学でもいいと思いますが、2次の試験内容が苦手な小論文となっています。そこでA判定のでる大学を探します。すると鳴門教育大学がヒットしました。小論文よりはまだ苦手でない面接が2次の試験内容です。鳴門なら大阪から高速を使えば2時間程度で到着します。物価も大阪より安いはずです。これ以上絶対に浪人したくないのなら、安全策を取って鳴門教育大学のほうが無難です。

 わたしは、前期和歌山大学、後期鳴門教育大学をすすめました。本人は家に帰って相談するといいます。しかしとりあえず願書は入手しておいた方がいいので、テレメールで速達便で発送してもらうように申し込みました。なんとか出願には間に合うと思います。

 前期のことだけ考えて、後期のことはおざなりになっている人がいますが、後期日程の倍率が高くても、前期での合格者は抜けていきます。出願も前期・後期とも2月1日必着なのでよく考えて自分にふさわしい後期日程の受験校を探してください。
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プロフィール

進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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