Dresdner Christstollen

2011/12/31 Sat (No.567)

 クリスマスも近づいたころ、ドイツのドレスデンからクリストシュトレンが送られてきました。シュトレンというのは、古くからあるドイツのクリスマスケーキの一種で中にドライフルーツが練りこまれた日持ちのする菓子パンです。

 ドイツには何人か友達がいるのですが、ドレスデンの菓子屋から直接送られてきて、差出人が書かれてなかったので誰から送られてきたかわかりませんでした。ところが一昨日ドイツの友人から電話があって、わたしが送ったカレンダーが今日到着したという報告とともに、シュトレンを送ったけれども無事ついているかという内容です。いろいろと送り主の見当をつけてはいたのですが、電話の主ギュンターはドレスデンには住んでいません。それでまさかギュンターとは思いませんでした。電話ではじめて送り主が分かり、お礼を言うことができました。11月に予約しておいてくれたそうです。

 シュトレンはたいへん香りの高い美味しいお菓子で、クリスマスを待つ間に少しずつだべるものだそうです。わたしの家ではまだ少し残っていて正月のお菓子のひとつになりそうです。

Christstollen.jpg



 今年一年つたないブログにお付き合いいただきどうもありがとうございました。どうぞ皆さんもよい年をお迎えください。

 Einen guten Rutsch ins neue Jahr!
関連記事

どんな一年でしたか

2011/12/30 Fri (No.566)

 年の瀬も押し詰まってきました。皆さんにとって今年はどんな年だったのでしょうか。受験生の人は入試という圧迫に押しつぶされそうになった一年だったでしょうか。あるいは、もう推薦入試で合格して入学を心待ちにしているのでしょうか。

 わたしも経験がありますが、保護者の皆さんにとっても受験生のいる状況はなんとなく落ち着かないものです。放っとけばいいと思いながら、自分のこと以上に心配になるのが親心だろうと思います。

 わたしにとっては結構忙しい一年でした。大学見学会、進路ガイダンス、進路HR、実力テスト、指定校推薦、AO入試、公募制推薦、昨年までとシステムを変更したものもあって準備と実施に時間をとられました。

 12月31日現在での進路希望状況を府教委に報告しなければいけないので、現在データをまとめている途中です。年が明ければさっそく提出です。進路指導部では、1年間に数多くの報告書を書かなければなりません。文科省や府教委提出の文書、進路研究会用報告書、校内での詳細な進路状況、出版社や受験業者向けの進路結果報告などさまざまな形の資料が必要となります。

 とはいえ、今日は恒例のかつての生徒たちとの「忘年会」です。一番初めにつとめた高校のクラブの生徒です。かれらも30台後半から40台の一番忙しい年代となっています。そのため今年は参加者が少なくて20人足らずだと聞いています。ひさしぶりにタイムスリップして、昔に帰りたいと思います。
関連記事

公立大学入試の地方会場

2011/12/29 Thu (No.565)

 昨日に引き続き今日は地方試験会場を設けている公立大学を紹介します。国立大学と比べるとより多くの地方会場で受験することができます。国立大学では、広島や福岡を会場にしているところはありませんが、公立大学では、札幌・仙台・金沢・岡山・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇など多くの県庁所在地で地方試験を実施しています。この表には、東京・名古屋・大阪以外の受験会場は載せていませんので、それ以外の都市での受験を考えている人は、各自確認してください。大阪で受験できるところは網掛けにしています。

公立地方会場


 またこの表の地方会場についても、必ず要項で確認することが必要です。
関連記事

国立大学入試の地方会場

2011/12/28 Wed (No.564)

 多くの私立大学が、本学以外の地方試験会場で入試をおこなっていることはご存知だと思います。しかし、国公立大学でも地方会場を設けて入試を実施しているところがあります。今日は国立大学のうち東京・名古屋・大阪(西宮)に会場を設けている大学を紹介します。札幌や横浜で試験をする大学もありますが割愛しました。(出典 「代ゼミデータリサーチVOL.3」代々木ゼミナール)

国立地方会場

 関西で受験できるところには網掛けしています。こうしてみると、名古屋を地方会場としている大学が多いですね。
関連記事

推薦入試実施状況

2011/12/27 Tue (No.562)

 JSコーポレーションから進路データが届きました。大学の推薦入試実施状況についてです。(出典 「大学の『推薦入試』実施状況」進路データVol.442 JSコーポレーション)

推薦入試

 国公立大学と比較して、私立大学で盛んに実施されていることがわかります。
関連記事

看護専門学校の一般入試

2011/12/26 Mon (No.563)

 年が明けると、看護専門学校の一般入試が始まります。今年は少し長い正月休みを取ろうと思っていたところ、今日さっそく大学附属の看護専門学校を受験する生徒から面接練習のリクエストがありました。1月8日が試験日とのことなのでそれまでに練習するつもりです。

 看護専門学校の受験は長丁場となります。高校生にとっては推薦入試で合格しておくのが一番早道なのですが、規定の評定平均に足らなかったり、推薦入試に失敗した場合は、一般入試しかありません。3月の入試まで視野に入れる必要があります。看護専門学校でも補欠合格という制度がありますが、本当の合否は3月31日までわからないことが多いです。

 大学や短大の一般入試とは異なって、看護専門学校の入試には面接がつきものです。面接は、どうしてその学校を志望するかの志望動機、看護師になろうと思ったきっかけ、本当に看護師になりたいのか、どんな看護師になりたいのかという職業意識、などが中心となります。仕事に直結する専門学校ですから、看護師としてふさわしい人物を期待している訳です。

 もちろん、高校時代にがんばったこと、クラブ、勉強のこと、印象に残っていることなども聞かれます。それぞれの専門学校によって質問内容にも特色がありますから、過去の質問例を先輩の受験報告書などで研究しておくといいと思います。

 不況の影響で看護専門学校進学希望者は多くなり、社会人の受験も急増しています。一般入試では推薦入試以上のしっかりとした準備が必要です。
関連記事

近畿大学の志望動向

2011/12/25 Sun (No.561)

 近大はここ10年の間にずいぶん難しくなりました。私立大学受験者の上位層からは安全校、下位層からは目標校とされるので、志願者が集まりやすいのです。しかし、今年はどうやら志願者が減少しそうです。

 推薦入試の結果を見てみましょう。近畿大学のすべての推薦入試が終わり、その結果が発表されました。推薦入試出願総数は25039で昨年の26942を下回り、昨年比92.9%となっています。それに対して合格者総数は5177で昨年の4558より増加したため、競争率は4.8倍と昨年比で約1ポイント低下しました。おそらく同一の傾向は一般入試でも見られることと思います。下の表をご覧下さい。
  
近大

 表の全統というのは8月の全統マーク模試、駿台というのは9月のベネッセ・駿台マーク模試のことです。推薦・一般を含めた志望者です。その横の推薦というのは、2012年度の推薦入試の志願者(確定値)をさします。数値はすべて対前年度の比率を%であらわしたものです。推薦入試では、法学部、経済学部、経営学部、理工学部、農学部、生物理工学部の志願者減少が目立ちます。模試の志望動向を見ても、生物理工学部については違いがありますが、だいたい推薦入試の志願者状況と一致します。

 おそらく今年の入試は少し易しくなるだろうと思いますが、ベネッセの資料では志望者のうち上位層の減少が少ないことが気にかかります。。
関連記事


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示