公募制推薦の第一ピーク

2011/11/16 Wed (No.521)

 早いところでは、先週末に公募制推薦入試が実施されすでに合否が明らかになっている大学もあります。また今週末には多くの大学で公募制推薦入試が実施されます。
 
 11月になって、公募制推薦を受験する生徒がそわそわしています。多くの生徒が進路指導室にやってきて、古い赤本を借り出していきます。2012年の赤本では、過去2年から3年分の問題しか載っていないからです。

 今週末の公募制推薦の山場は近畿大学です。わたしの学校でも多くの生徒が受験しますが、関関同立や国公立の腕試しに受ける受験生もいるので、近大第一志望の生徒にとっては年々難しくなっている入試です。
 
 下に、今週末までに実施される主な大学の入試日程をあげておきます。

日程
関連記事

東北地方の大学・短大の志望動向

2011/11/15 Tue (No.520)

 地域ごとに見た2012年の入試は、どのようになっているでしょうか。ベネッセ7月総合学力記述模試のデータによると、関東・北陸・中部・九州地方から東北地方の大学・短大への志望者が減少しています。とりわけ北陸地方から東北地方への志望者は前年比74%となっています。また、東北地方の高校生が、東北地方の大学・短大を志望する割合も前年を下回っています。反対に北海道・関東・関西地方の大学・短大を志望する東北地方の高校生の数が増加しています。(出典 2012年度入試動向説明 ベネッセ)

 東北大学だけについてみると、9月の第1回ベネッセ・駿台マーク模試では志望者数が全体で前年比83%と減少しています。各学部の前年比減少率が大きいのは、教育68%、文74%、農76%、法77%、経済78%となっています。(出典 出願指導ガイドブック ベネッセ)
関連記事

法学部の不人気

2011/11/14 Mon (No.519)

 わたしが学生だったころ、文系の人気学部は法学部と経済学部でした。どちらもいわゆる「つぶしのきく」学部で、ジェネラリストを求めていた企業にとって人材の供給源となっていました。石油危機を乗り切って日本が安定成長へと向かうころです。しかし、現在一番人気がないのがこの2つの学部です。とくに法学部の人気の凋落は著しいです。

 法学部といえば、法律家を養成する学部でもあります。法律家になるためには、法学部卒業後、2年間の法科大学院に進学し、その修了ののち司法試験を受けることになります。ところが法科大学院を修了してもなかなか司法試験に合格しないのです。

 2011年度の司法試験合格率は23.5%しかありません。しかも、合格者は難関大学の法科大学院出身者に集中しています。2011年度の司法試験で50人以上の合格者を出しているのは、東大、中央大、京大、慶大、早大、明大、一橋大、神戸大、同志社大、東北大の10校です。また合格率が30%を超えているのは、一橋大、京大、東大、慶大、神戸大、千葉大、中央大、早大、東北大、首都大、名大、岡山大、北大の13校です。易しい法科大学院に進学すると、10人に1人も司法試験に合格しません。

 しかも司法試験は、法科大学院修了後5年以内に3回しか受験することができません。3回以内に合格しないと受験資格を失うのです。

 というわけで、多額の授業料と長い勉強期間を費やしても、法曹への道はなかなか険しく、このことも法学部不人気の一因となっています。
関連記事

後期日程が廃止される難関大学

2011/11/13 Sun (No.518)

 近畿の難関国立大学といえば、京都大学・大阪大学・神戸大学をさします。このなかで、2012年の入試から後期日程が廃止されるのは、大阪大学工学部と神戸大経営学部です。京都大学は5年前から後期日程の入試を実施していません。

 大阪大学工学部の後期日程の廃止を受けて、大阪大学基礎工学部の後期日程に昨年比227%と志望者が流れています。また大阪市立大学工学部の後期日程志望者も増加しています。また昨年までの工学部の後期日程募集人数の166人は、すべて前期日程に上乗せされます。ところが、前期日程の志望者は昨年比で2倍にはなっていません。このままの志望状況であれば、大阪大学工学部前期日程は、競争緩和となります。

 神戸大学経営学部の廃止で影響を受けるのは、神戸大学経済学部後期日程と大阪市立大学経済学部・商学部です。いずれも昨年比1.2倍程度になっています。

 ところで、志望動向はあくまで、現時点での志望動向です。センター試験の難易度や情報の公開などによって実際の志願状況は変わってきます。昨年、ベネッセでも代ゼミでも大阪府立大学の文系学部の倍率は低くなるだろうとの予想に反して、倍率の低下は起こりませんでした。またマクロ的に見れば隔年現象は起こりますが、自分の受験する学部で起こるとは限りません。志望動向はあくまで参考です。まだまだ時間はあります。自分の行きたい大学・学部を目標にがんばってください。
関連記事

近畿看護系大学志望状況

2011/11/12 Sat (No.517)

 先日、ベネッセの「志望動向説明会」に参加してきました。9月に実施された第1回ベネッセ・駿台マーク模試によると、私立大学では語学・国際関係・教員養成・保健衛生・医・薬・理・工・農水産の分野で昨年より志望者が増加しています。

 ただ近畿地区の私立大学全体の志望者数は前年比97とやや減少しています。全国では志望者が増加している国際関係や教員養成の分野においても、前年比10%程度の減少がみられます。逆に全国以上に近畿圏で志望者が増加しているのは、保健衛生と医学です。とくに看護学は前年比124%となり、大人気となっています。

 そのため看護系志望者の平均偏差値は昨年より2.0ポイント上昇しています。志望者数はこの5年間で倍増しました。ことし看護学科が新設される大学についてのB判定基準は、仏教大学は畿央大学と同程度の偏差値、摂南大学は千里金蘭大学と同程度の偏差値となっています。中位以上の既設の看護学部(看護学科)のすべての大学で、上位者層の数が昨年と比べて1.5倍から2倍程度に増加しています。そのためチャレンジ層にとっては苦しい戦いが強いられそうです。
関連記事

入学金貸付制度採用通知

2011/11/11 Fri (No.516)

 財団法人大阪府育英会の「入学金貸付制度」の選考結果が、今日学校に届きました。申込に際して所得制限があり、保護者の住民税の課税標準額を合算した額が196.5万円を超えるものは申込むことができません。本校でも、その基準をクリアしている家庭が申込んだのですが、申込んだものの1/3しか採用されませんでした。

 11月中旬に推薦入試を実施した大学や短大の入学手続きが11月下旬には始まります。今まで入学手続きの費用を工面できなくて入学辞退をしたケースはないのですが、今年はひょっとするとそのような場面が招来するかも知れません。
関連記事

大学・短大の卒業後の進路

2011/11/10 Thu (No.515)

 生徒から、「大学と短期大学とでは卒業後の進路がどのように違うのですか」と聞かれたので、少し調べてみました。下の表は大学・短期大学の卒業後の進路をあらわしたものです。(出典 「学校基本調査-平成23年度(速報)結果の概要」文部科学省)。

大学


短大

 最近とても忙しいので、わたしからのコメントはありません。
関連記事


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示