専門学校の人気分野

2011/10/24 Mon (No.498)

 大学の志望動向については、受験産業による分析が盛んにおこなわれますが、専門学校の動向については、ほとんど全入の状態であるので、どの分野に人気が集中しているのかはあまりつまびらかにされていません。

 しかし、専門学校のなかからも、募集定員に達したため、募集を停止するという旨の連絡をいただくところが出てきました。大学でも資格に結びつく学部・学科が人気なように、不況の影響で、ことしは専門学校でも資格の取れる学校が人気のようです。

 わたしの高校からは、指定校推薦で専門学校に進学する生徒はほとんどいないのですが、指定校推薦入試の募集終了との連絡を、栄養学科、柔道整復学科、製菓学科、理学療法士学科、歯科衛生士学科などの専門学校からいただきました。

 これらの分野でも、まだ、推薦入試・一般入試の枠が残されている専門学校は多くあります。しかし、遅くなればなるほど、募集定員枠は狭まっていきますので、志望校が決まっているひとは、できるだけ早く受験する方が有利となります。
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TOEIC講習

2011/10/23 Sun (No.497)

 土曜日に学校に行くと、多くの生徒に出会います。部活動の練習をしている生徒はもちろんですが、生徒を対象にTOEIC講習がおこなわれているからです。わたしは参加していないのですが、70名近くの生徒が受講していると聞きます。

 受験英語の講習ももちろん必要ですが、TOEICも実践的な英語の練習なので生徒に役立つと思います。大学入試においてもTOEICの得点に対してポイントを与えているところもあります。先日、ある大学の推薦入試に応募した生徒は、大変英語が好きで、TOEICのスコアが650を越えていました。このスコアは大変すばらしいもので、平均的な大学生をも凌駕しています。

 4年前の学区改編を受けて、わたしの高校では優秀でまじめに努力する生徒の数が減少してきていますが、それでもまだまだ希望が持てます。まじめな生徒をどのようにして伸ばしていくか。それがこれからの課題です。

 進路指導室で片付けものをしていたら、隣の部屋からは面接練習を受けている生徒の声が聞こえてきました。これからいよいよ公募制推薦入試のシーズンに突入します。
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学びの支援から学びの本丸へ

2011/10/22 Sat (No.496)

 昨日のべた読売新聞の企画は、毎年7月に少しずつ視点を変えながら続けられます。そして2010年には、いよいよ、読売新聞教育取材班『大学の実力2011』(中央公論新社)という単行本となって発行されます。この本には、2009年、2010年のアンケート結果だけではなく、「学習支援」「教育力」などといったテーマについて、読売新聞の記者や大学関係者による記事が載せられています。学力や常識力の低下した学生をさまざまな機会を捉えて教育しなおす、ということが大学に求められるようになってきており、それらを実践するのが、真の大学力であるという論点です。同じような視点は、この9月に発売された『大学の実力2012』でも踏襲されています。

 たしかに、学生に寄り添い、勉強の支援をすることは大事だと思います。四則計算がおぼつかない生徒でも大学に進学できる時代となりました。しかし、わたしには、周りの大人が学生を幼稚園児のように見守り、「学習支援センター」で中学や高校までの英語や数学を教えるとなると、少し違和感を覚えます。「寄り添う教育」も大事かもしれませんが、大学には「大学の教育」をしていただきたいと思うのです。データそのものは非常に有用ですが、『大学の実力』の取っているスタンスとわたし自身のスタンスとの間に少しずつ隔たりを感じてきました。

 生徒がなぜ大学に進学するか、どういった大学に進学するか、その動機はさまざまです。全国の多くの生徒は、「専門知識や技術の習得」「教養や視野の拡大」「就職に有利」などの理由をあげます。そして大学を選択する基準に、「学部・学科・コースの内容」「学校のレベル」「資格」「就職」などをあげます。

 わたしが進路指導室にいて、そこにやってくる生徒をみているからかもしれませんが、大学に進学する生徒は、高校より発展した内容を勉強したいと考えています。大学が学生に(おんぶにだっこで)何をかまってくれるのかを問うより、まず自分が何をやりたいのかを、そしてその大学で何ができるのかを考えるように、わたしは生徒に問いかけます。大学案内やシラバスを読む。合同進学説明会やオープンキャンパスに参加する。ふだんの大学を見学する。いろいろな観点から大学を知る努力が必要です。

 それぞれの大学でどのような授業がおこなわれているか、何が勉強できるのかを把握するのはたいへんです。まして、毎年のように学部名や学科名が変わり、何らかのバリエーションが追加・削除されていく現状では、なおさらです。生徒にとってはますます不可解となります。「学びの支援」も大切ですが、「学びの本丸」をもっと可視的にした比較資料が公開されることを望みます。
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08大学の実力

2011/10/21 Fri (No.495)

 今年の4月から各大学に情報公開が義務づけられています。入学者数、定員、在籍者数、卒業者数、進路、教員組織、教員数、教員の学位・業績、授業科目、シラバス、授業料、授業料減免の概要など多くの事項について公開しなければなりません。にもかかわらず、大学のホームページにあたってみても、どこにその情報があるのかわからないような大学も存在します。また情報公開をしていても、大学によって情報公開の仕方がまちまちです。

 各大学にとって不利なデータも含めて、大学間の比較データが最初に公表されたのは、2008年の7月20日と21日の読売新聞においてです。わたしは、そのとき、入院しており、その記事を直接見ることはなかったのですが、退院後、新聞のコピーを見て、衝撃を受けました。そこに載せられていたのは、725校の大学のうちでアンケートに回答を寄せた499校の定員充足割合、専任教員割合、退学率、学習支援策実施状況などのデータです。『蛍雪時代』には、募集人数、試験内容、授業料、偏差値など受験に関するデータは載っていても、大学にとって都合の悪いデータは載っていません。そんなわけで、読売新聞の記事は非常に新鮮でした。

 この記事は、秋には『08大学の実力』という小冊子にまとめられます。手にとって見ると、この大学がこんなに退学者が多いのかとか、4年で卒業できないものがこんなに多いのかと、そのとき、驚いたことを思い出します。そしてさっそく記事をコピーして3年の担任の先生にお配りしました。

 それからすでに3年がたちます。わたしが今とは別の学校で進路指導を担当していた時の話です。
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立命館AO合格

2011/10/20 Thu (No.494)

 昨日うれしいニュースがありました。立命館大学のAO入試合格の知らせです。一次試験のときから関わってきた生徒なので、とくにうれしく思いました。一次試験エントリーのための小論文は、自分の読書経験をもとに、具体例を入れながら、たいへんよく書けていたので、ぜひ合格してほしいと思っていました。

 二次試験のための面接練習では、ラブビームやオーラは感じませんでしたが、とつとつとしゃべる内容は、説得力があるものでした。立命館でおこなわれる面接の様子は、過去の「受験レポート」でだいたいわかっていましたので、その分生徒もわたしも準備ができました。

 本人の「受験報告書」によると、面接では、一次試験の論文、二次試験で書いた小論文についてかなりつっこんで質問されたそうです。二次試験というのは、課題文をよんで、それについての自分の見解を2000字程度で表現するというものです。この二次試験の小論文については、課題文について短時間で自分の考えをまとめられるように練習することが必要だと感じたそうです。
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大学志望動向速報

2011/10/19 Wed (No.493)

 2012年度の大学入試に関して、志望動向の変化を「2012年度入試動向説明」(ベネッセ)に基づいてお話します。

 進研7月記述模試の志望概況では、今年も、全体的に「文低理高」の傾向が続き、なかでも私立大学の保健衛生、薬学の志望者の増加が顕著となっています。また6月マーク模試とあわせたとき、歯学・薬学にも人気回復の兆しがあらわれています。教員養成系・生活科学系でも人気がつづいています。それに対して、6月マーク模試でも、7月記述模試でも、法学・経済・経営・商学は志望者が減少したままで、落ち着いています。

 語学・国際関係では、全国的に見れば私立大学を中心に人気があるのですが、関西の私立大学に限っていうと、語学系は人気があるものの、国際関係には人気にかげりが見えています。

 6月マーク模試の結果によると、理工系において昨年度の志望状況を100としたとき、センター志望者・一般入試志望者とも大きく増加しているのは、近畿大学の理工学部と生物理工学部のようです。
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高卒合同求人説明会

2011/10/18 Tue (No.492)

 大阪での「高卒合同求人説明会」の案内が学校に来ています。開催日は11月15日で、場所は府立体育館です。今年は、約120社参加予定とのことですので、昨年よりは多くの会社が参加することになります。

 申込はもちろん学校を通じておこないます。当日は受付で「求人一覧表」をもらい、希望する事業所のブースで説明を聞くことになります。気に入った企業があれば、後日、学校を通して応募します。去年は、1904名の生徒が求人説明会に参加し、231名が参加事業所に内定しています。

 まだ就職が決まっていない生徒には、学校から案内があるはずですから、ぜひ参加してください。「WEB求人」よりは、内定可能性が高いと思います。
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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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