高卒就職内定率は改善したか

2011/05/31 Tue (No.351)

 5月24日に厚生労働省から「平成22年度『高校・中学新卒者の就職内定状況等』取りまとめ」が「高校新卒者就職内定率は95%超、平成23年3月末現在」との副題で発表されています。

就職内定率

 わたし自身は、昨年とくらべて今年の高卒の就職状況が好転したとは思いませんが、昨年より少し就職が楽になったかなと述べる高校の先生もいます。上のグラフでは、求人倍率が下がったにもかかわらず、就職率は昨年よりすこしよくなっているように見えます。
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体育祭応援団の早朝練習

2011/05/30 Mon (No.350)

 中間テストが終わって、学校はまたにぎやかになりました。わたしはいつも7時過ぎには登校しているのですが、今日は多くの生徒に出会います。体育祭応援団の早朝練習が始まったのです。天気だと中庭で活動するのですが、今日は雨なので渡り廊下を使っての練習です。朝のHRが始まる8時30分まで、ラジカセや太鼓と団長の大声での指示で大変にぎやかでした。しかし、8時30分には全員が制服に着替えて、遅刻することなくHRに参加しているのはさすがです。

 これから体育祭まで、朝も、昼休みもそして放課後もずっと練習が続きます。でもこれが、高校生活を謳歌しているということでしょう。
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中間テストが終わって

2011/05/29 Sun (No.348)

 中間テストが終わりました。皆さんのところでも、中間テストの答案が返却されていることだと思います。友達と点数を競い合っている生徒もいます。定期テストでも実力テストでも、模擬テストでも、どんなテストでも、点数も大切ですが、受験した後のフォローのほうがもっと大切です。

 中間テストで間違っていたところを、答え合わせするだけでは十分ではありません。生徒の中には答え合わせだけしてそれで終わりの人が多く見られます。授業では、解説をする暇はありませんので、自分でもう一度問題と見比べて、次からは間違えないようにしてください。そのたびごとに、見直して確認しておくと、知らないうちに実力がついていきます。苦手科目でも後回しにせずに、そのたびに少しずつわかるようにしていく。

 受験には難問はほとんど出ません。難問を解いたものが合格するのではなくて、基本的問題を見落とさなかったものが合格するのです。学校の授業を大切にして、確実な知識を身につけていってください。

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指定校推薦に思うこと

2011/05/28 Sat (No.347)

 わたしは、指定校推薦の制度そのものを否定するつもりはありません。範囲の定められた定期テストでは好成績を収め、授業態度もまじめな生徒のなかにも、一般入試で合格するだけの実力がない生徒がいるからです。また夏休みに思うような成果が挙げられなくて、自信を喪失している場合もあります。

 保護者の中にも、子どもに指定校推薦を勧めるひともいます。生徒の精神的負担が軽減されるのみならず、9月には進学先が決定するため、その後の受験料、塾・予備校の負担がなく経済的にも助かるからです。

 第一希望の学校が指定校であれば、指定校推薦も有用な選択肢だと思います。第二希望の学校であれば、少し考えてほしいと思います。指定校推薦に推薦される生徒は、多くの場合、一般入試でも合格する実力を持っています。こつこつ勉強できるのですから、夏の時点で実力がなくても、冬までには実力がついてきます。

 若いときは、挑戦すればよいと思います。大人のように妥協するべきではないと思います。「高3のときはがんばった」という経験は、将来困難にぶつかった時の自分の自信となります。高い目標を持った者だけが、高い目標に到達できるのであって、目標を低くすれば、低い目標にしか到達できません。
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山のような指定校推薦

2011/05/27 Fri (No.346)

 大学や短大の指定校推薦の依頼が少しずつ集まり始めています。しかし、それより山のようにくるのが、専門学校の指定校推薦です。専門学校はたとえ一般入試でも、願書を出しさえすれば合格するので、指定校推薦の合否上の実質的価値はありません。しかし、入学金を免除するとか、授業料割引とか書いてあるとそのままゴミ箱へ直行という訳にはいきません。表書きに「指定校推薦」とか書いてあると、一応はとっておきます。何も書いていないものだと、中身を確認して「指定校推薦」の場合はとりおきます。

 指定校推薦だけでもう段ボールいっぱいになっています。まず希望者がいないのがわかっていながら、「万一」希望者がいたら困ると思って取り置く、この報われない確認と選別の作業のために多くの時間が犠牲になります。
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歌川国芳展

2011/05/26 Thu (No.345)

 まだ中間テスト中です。午後から休みを取って大阪市立美術館に「歌川国芳展」を見に行ってきました。4月の終わりから、土曜、日曜も学校で仕事をしていたので、ちょっとした息抜きです。国芳は今年没後150年ということで大阪を皮切りに静岡、東京と特別展が開催されます。

 わたしが、はじめて国芳の浮世絵を見たのは、日本ではなくドイツの友人宅においてです。今から6年前、フランスとの国境近くの町ランダウに住むドイツ人の友人の自宅に招かれたとき、そこで初めて国芳と対面しました。このときの国芳はふつうの国芳なのですが、日本に帰っ、て友人に画集を郵送しようとパラパラとめくっていると、国芳が尋常の浮世絵師でないことがわかりました。

 今回の展覧会は、ともかく個性的で独創的なハジケた国芳の作品がならんでいます。国芳は好んで動物を描きます。鯉、ガマ、鯨、鮫、ワニ、イノシシなどと勇猛果敢に戦う武者を描いた武者絵は、非常にダイナミックで動画の一部を切り取ったかのようです。武者絵で人気を博した国芳ですが、西洋画に学んだ写実的な人物画、近代的な風景画、江戸情緒あふれる美人画や子ども絵などさまざまなジャンルの浮世絵も登場します。そのほか影絵や戯画など遊び心もたっぷりです。

 1時間半くらいで鑑賞できるかと思って、今日は3時過ぎに美術館に入場したのですが、作品数がなんと200点近く、とても時間が足りません。これからご覧になる皆さんは2時間30分から3時間は空けておいた方がいいと思います。とてもおもしろい特別展ですが、会期の途中で入れ替えがあり、今ご覧になれるのは後期の展示作品だけです。わたしは前期を見逃したので、とても残念に思います。しかし、まだご覧になってない方は、いまからでもぜひご覧になってください。

 歌川国芳展のリーフレットを添附しておきます。

歌川国芳

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3年PTA進路講演

2011/05/25 Wed (No.344)

 今日は、3年PTA懇談会がありました。5月上旬のPTA総会の時には、わたしが進路講演をしたので、今日は、外部から講師をお招きして、「大学入試の現状と受験生を持つ保護者の心構え」という題で講演をしていただきました。講師は、近畿大学入試センターの屋木清孝先生です。屋木先生は、各高校の講演会に引っ張りだこで、今日も無理をお願いして、別の高校での講演のあと、わたしの高校に来ていただきました。

 ともかく話がうまい。近大の先生ですから、近大の宣伝も少しはいるのですが、大阪人らしいユーモアあふれる語り口です。保護者の心得としては、まず、進路の「現状」を把握していること。お父さんの時代がこうだったとか、お母さんの時代がこうだったでは、子どもから、相手にしてもらえません。入試レベルも入試科目もどんどん変化しています。

 わたしも思うのですが、名前を書けば合格する「ポンキンカン」といわれた時代ではないのです。「ポンキンカン」ってどこの大学かご存知でしょう。「日本大学」「近畿大学」「関西大学」です。日大は今は、「日東駒専」といって「MARCH」の次に位置していますし、関西では関関同立・産近甲龍といいます。ところで関西の保護者の皆さんは、「日東駒専」や「MARCH」ってご存知ですか。
 
 また、子どもと夢について語っていますか。子どもが進路について語れる雰囲気がありますか。面倒くさがっていませんか。あるいは過干渉になっていませんか。やる気の出るコミュニケーションを子どもと交わしていますか。「僕東大行きたいねん」といわれたら、「よっしゃ、よう言うた。がんばってみ」と励ますことです。間違っても「そんなん無理無理、なに寝ぼけてんねん」とは言わないようにとのことです。行こうと思う生徒の中から東大に行く生徒が生まれてきます。もちろんわたしの高校から東大に行った生徒は開校以来一人もいないと思いますが。「ほめて伸ばす」これが保護者が自分の子どもにしてあげるべきことです。

 1時間にわたってわかりやすく保護者の心得を述べていただきました。屋木先生には、生徒向けの講演もこの2月にしていただきましたが、大変好評でした。今回が1664回目の講演とのことです。明日は広島だそうです。

 どの高校でも外部講師による生徒向け、保護者向け、教師向けの講演を何度も実施していることと思いますが、よろしければ、情報を共有しませんか。他校の先生、あるいは保護者の方でも結構です。これはよかったという講演がありましたら、ぜひお教えいただけませんでしょうか。メールをお待ちしています。

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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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