予約奨学金スカラネット申込み手順

2011/05/24 Tue (No.343)

 一昨日は、日本学生支援機構予約奨学金の性質についてお話ししました。今日は具体的な申込み手続きについてお話ししましょう。申込みに必要なものは、学校で配付された「奨学金を希望する皆さんへ」のなかに綴じ込んであります。

 まず「確認書兼同意書」(p30)に本人と保護者が黒のボールペンで自署・捺印します。同一筆跡・同一印鑑は認められません。つぎに「収入に関する証明書類」(源泉徴収票・確定申告書等のコピー)を「確認書兼同意書」に貼り付けます。場合によっては、「特別控除に関する証明書類」が必要な人もいます。ですから、速やかに必要書類を取り寄せる必要があります。

 以上の準備が整ったら、「スカラネット入力下書き用紙」(p15とp16の間に挟み込み)に組・番・氏名と赤枠で囲んだ1/7~7/7までを記入します。6/7の家庭事情情報も具体的に記入しておいてください。抜けているところがないようにすべての必要事項を書き込んでおいてください。抜けているところがあると、コンピュータ入力できなくなります。

 上記の「確認書兼同意書」と「スカラネット入力下書き用紙」を決められた期日までに学校に提出します。学校では、これらの用紙に不備がないか点検した上で、不備がなければ、後日インターネットを利用して、「スカラネット」への入力となります。この入力は、各個人の自宅でおこなう場合と学校でおこなう場合があります。学校入力をおこなっている高校の方が多いと思いますので、ここでは学校入力について説明します。

 入力はたいていLAN教室などでクラスごとにおこなわれます。学校から提示された「ユーザID」と「パスワード」を使って、スカラネットホームページアドレスに接続します。アクセスできたら、「下書き用紙」に記載したとおりに入力していきます。すべての項目を入力した後、「送信」ボタンを押します。そのあと申込内容を確認し、正しければ、再び「送信」ボタンを押して登録を完了します。このとき受付番号が表示されますので、必ず「下書き用紙」と「確認書兼同意書」に転記してください。

 ここで終了ではありません。そのあと「印刷」ボタンを一回だけ押して(すぐには印刷されないので焦って何度もおさないこと)「奨学金申込み情報一覧」を印刷します。そして最後に「終了」のボタンを押して終了です。「スカラネット入力下書き用紙」は学校で回収しますので担当の先生に渡してください。毎回、「下書き用紙」の記入に変更があったり、コンピュータの操作に不慣れであったりして、混乱が起こるので、「下書き用紙」だけは完全なものにしておいてください。
関連記事

大学の教育力

2011/05/23 Mon (No.342)

 中間テストがおこなわれています。推薦入試を考えている3年生は1学期の成績が3年生の成績となります。そのためテスト勉強をがんばっている生徒も多くいました。

 わたしの試験は今日が実施日です。各クラスを見回っていると、ほとんどの生徒が一生懸命取り組んでいます。午後から大阪市内であった高校教員対象の「大学教育力セミナー」に参加したため、まだ一枚も答案を見ていないのですが、この分だと予想得点より高いかも知れません。それはそれで生徒ががんばった成果ですから評価したいと思いますが、その場合は残念ながら期末テストはうんと難しくするつもりです。

 さて、今日の「大学教育力セミナー」の講演は、読売新聞取材の『大学の実力』の編集に携わった記者のお話しでした。『大学の実力』はすでに読んでいたので、わたしにとってさほど目新しい話題はありませんでしたが、入学するのが簡単な大学の教員が自分の大学の学生を馬鹿にし、その結果学生自身も「どうせこんな大学」と自己を卑下し、悪循環に陥っているという話に、わたしはいくつかの大学を思い浮かべることができました。高い授業料を払って大学にきているのに、大学でまで馬鹿にされたのでは学生の立つ瀬がありません。このような学生を励まし、適切な学習支援をすることが、大学全入時代の「大学の教育力」であるのだと、わたしも思います。
関連記事

学生支援機構予約奨学金説明会

2011/05/22 Sun (No.341)

 今年はいつもより少し遅い時期に学生支援機予約奨学金の説明会を行いました。去年までと違って保護者同伴での説明会です。ここ数年奨学金希望者が急増しており、わたしの学校では150名を超える希望者がでました。そのため休日を含めて2回に分けて奨学金係りを中心に説明を行いました。

 学生支援機構の奨学金には第1種と第2種とがあることはご存知だと思います。第1種奨学金は無利息ではあるものの採用基準が厳しく、申し込み時期にも制限があります。これに対して第2種奨学金は、有利子奨学金ですが、採用基準は緩やかでしかも最高月12万円借りることができます。

 生徒の中には、奨学金が自分の将来の負債となり、大学卒業後20年にわたって返済し続けなければならない性格のものであることをよく理解していないものがいます。借りられるだけ借りて、あまりが出るなら遊びにまわそうとの魂胆です。奨学金がローンであることを生徒だけでなく、保護者にも理解してもらうために、大変お忙しいとは思ったのですが、保護者の方にも来ていただくことにしたのです。

 月12万円ずつ奨学金を貸与されていた場合、おおよその月々の返済金額は3万円です。これを20年間にわたって滞納することなく返済しなければなりません。22歳から返済し始めるとして42歳まで。途中で結婚して子供ができ、学費が必要となったり、病気をしたり、住宅を購入することもあります。生徒たちは、人生経験が少ないのでお金の大切さがよく見えていません。保護者の方には、この返済額の大きさが実感できると思います。

 ですから、奨学金を借りる場合は、必要最小限にしなければなりません。月々5万円、多くても8万円にとどめるべきだと考えます。また大学生の就職率が60%から70%の現在、どの大学に進学するかも重要なファクターとなってきます。名前を書けば合格するような大学では、返済はかなり難しくなると思います。
関連記事

教師対象の入試説明会

2011/05/21 Sat (No.340)

 5月6月は、生徒対象の合同進学説明会の季節であるとともに、教師対象の入試説明会の最盛期でもあります。教師対象の入試説明会では、昨年度の入試結果報告や今年度の入試の変更点、新設ないし改編学部や学科の紹介などが話題の中心となります。

 各大学とも毎年のように入試制度を変更しているので、多くの生徒が進学する大学の入試説明会にはなるだけ参加したいのですが、近年は教師も大変多くの仕事を抱え、説明会に参加する余裕がなくなってきています。わたし自身は、毎年多くの生徒が進学し、指定校の指定をもらっている大学の説明会には参加しようと思っていますが、学校行事と重なったり、いくつかの大学の説明会の日程が重複していたりと参加できない場合も多々あります。とはいえ参加したからといって、生徒の入試にメリットがあるわけではありません。

 説明会は、交通の便を考えて都心のホテルの会議場などを借りて行われることが多いのですが、その場合は参加する高校も多く、あまり具体的な話まで聞くことができません。わたしが好きなのは、遠くてもいいから大学の構内で行われ、その後キャンパス見学が付随している説明会です。実際にその大学の雰囲気を知ることができますし、どのような学生が学んでいるのか垣間見ることができます。たとえ立派な図書館に案内されても、そこで勉強している学生の数が少なかったり、おしゃべりしている学生が多かったりすると、わたしの評価はマイナスです。学生の立ち居振る舞いも見ます。有名大学でもよくあることですが、構内にゴミがたくさん落ちていると幻滅することがあります。まるでしゅうとめ根性だと、われながら思うときもありますが。
関連記事

AO入試を廃止する大学

2011/05/20 Fri (No.339)

 5月13日付で近畿大学から、理工学部のAO入試の募集停止の連絡が来ました。AO入試が大学生の学力低下につながっていると危惧する声があり、学力テストを導入するなど、入試方法を改善するように求める提言が、近年中央教育審議会の場でまとめられています。学力を担保するために、(1)大学間で連携するなど各校が学力テストを実施、(2)大学入試センター試験の結果の活用、(3)資格・検定試験の成績を合否判定に活用、など何らかの形で、「入学意欲」だけでなく一定水準の学力を合格の基準にするというものです。昨年度、調査書の様式が変更になったのも資格や検定試験について記入する欄を独立させるためであったと聞いています。

 まだ、「入学意欲」だけでAO入試の合格者を決める、いわゆる「All OK」入試を実施している大学もありますが、出願評定基準を設けたり、何らか形で学力をも加味した試験方式に変更する大学が出てきました。近畿大学「理工学部」もその一つです。それ以外でも近畿圏で、今年からAO入試を廃止するのは、同志社大学「社会学部」、大阪経済大学などがあります。ある一定のレベル以上の大学では、これからは意欲だけでなく学力も必要とされるようになっています。
関連記事

黄色のセキセイインコ

2011/05/19 Thu (No.338)

 1ヶ月前にわが家の一員となったセキセイインコについて、きのう警察から電話がありました。4月16日に学校の駐車場でうずくまっていた手乗りのセキセイインコです。警察に遺失物拾得の手続きをして家で飼いだしてから、ちょうど1ヶ月がたった訳です。

 わたしがいなかったので家内が電話を受けました。落とし主が現れなかったので、わたしのところで飼ってもらうことにするが、書類が必要なので、警察署まで出頭せよと言う内容です。しかも、5時15分までに。まだまだ学校に残って仕事をしている時間です。高圧的物言いのお役所仕事に腹が立ってきました。結局家内に行ってもらうことにしましたが、わたしは、落とし主がもし子どもで、探してまわっているのなら気の毒だなと思って警察に届けたのです。こんなに手続きが面倒なのなら、黙っていた方がよかったのではないかと思ってしまいます。

 とはいえ、ルチノーという種類らしい黄色のセキセイインコは、すっかりわたしたちになれて、朝・夕2回は部屋の中で飛び回っています。
関連記事

旧友の進路部長

2011/05/18 Wed (No.337)

 昨日、公立高校の進路担当者の会合があり、そのあと、ある高校の進路部長とイタリアレストランに食事に行きました。実はわたしの高校時代の同級生です。非常に優秀で、わたしなどとは違って知的なオーラが光っています。にもかかわらず、わたしの稚的な話にもつきあってもらえます。知事の思いつきの高校改革のために苦労している現場の教師の声など共通の話題もあります。大学や短大の評価、模試等の扱いなど少しずつ違っている話題もあります。興味深く話を聞くことができました。

 しかし、わたしにはいつものことですが、旧友と話していると安心して、ついつい飲みすぎてしまいます。ワインを一本半飲んで饒舌になり、結局いつも迷惑をかけてしまっているように思います。あとで反省するのですが、毎回同じことの繰り返しでちっとも学習できていません。
関連記事


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示