入試問題流出の手口

2011/02/28 Mon (No.256)

 京大の入試問題流出が話題になっていますが、どのような手口を使ったのかいろいろな憶測が流れています。わたしは、ここでは述べませんが、ある通信機器を利用すれば、意外と簡単に外部と連絡できたのではと考えています。その製品のなかには、無線を使って携帯電話と接続できるミニヘッドセットがあります。それを使えば、携帯をバックの中に入れたまま、ハンドフリーで通話することが可能です。

 長文や数学記号を誤りなくブラインドタッチでタイプするのは、携帯になれた人間でも難しいと思います。受験会場にいる犯人が、携帯で写真を撮って送信したか、ヘッドセットを通じて音声で送信したのか、のどちらかの手段により、外部の協力者と連絡を取り、協力者が文字にして「ヤフー知恵袋」に投稿したと考えます。そして、回答を受けた協力者は、それを携帯を通じて音声で試験場内の受験者に送信したと思います。

 しかし、そこまで準備できる犯罪者であれば、「ヤフー知恵袋」を利用するのいささかずさんすぎます。回答の正確性や即答性が保証されないし、インターネット上に問題を公開するのは危険すぎる試みだからです。それよりは優秀な学生に直接回答させた方が遥かに安全です。
 
 なにかと疑問の残る犯罪ですが、京都大学の塩田副学長が「厳正かつ公正であるべき入試制度の根幹を揺るがす重大事件」と述べるのは当然です。早く事件の全容が解明され、犯人が捕まるとともに、勉学に励んできた多くの受験生の努力が正当に報われることを切に願います。またこの事件によって、受験生への信頼が揺らぐことのないようにしたいものです。
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京大入試問題流出

2011/02/27 Sun (No.255)

 京都大学の文系学部の入試中に受験生が携帯電話で「ヤフー知恵袋」に投稿し、試験問題の解答を求めるという事件がありました。7年前に韓国の大学修学能力試験(日本のセンター試験に該当)中に起こった携帯電話を使用した大規模なカンニング事件を思い起こさせる事件です。このような事件はいつか起こるとは思っていました。

 携帯電話はたとえ時計としてでも受験中に使用できないこと、電源を切ってかばんの中にしまうことなどはどこの大学でもつねに注意されているところです。しかし、身体検査をするわけではありませんので、ポケットの中に入れている受験生もいると思われます。

 入学試験は、基本的には、受験生への信頼の上に成り立っています。複数の監督者がいても、すべての受験生を四六時中、監視することはできません。悪意の受験生がいて、隙を見て不正行為をおこなおうと思えば、絶対にできない、という環境ではありません。

 今回の事件は、今まで真剣に勉強してきたほかの受験生を愚弄する犯罪行為です。このことによって、与えた影響ははかり知れません。投稿者が誰であるのかは、早晩判明するでしょうが、試験の公平と公正を期すために、再試験が行われるかもしれません。その場合、時間的、空間的に再試験を受験できない受験生もでてくるでしょう。これからのすべての入学試験で、携帯電話そのものの持込が禁止されるかもしれません。空港のように身体検査が必要かもわかりません。絶対的多数の無辜の誠実な受験生を裏切るこのような行為は断じて許すことはできません。
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学年末テスト

2011/02/26 Sat (No.254)

 いよいよ来週から、学年末テストが始まります。1年生、2年生の中にははこのテストで進級が決まる生徒もいます。レポートや課題は毎回提出していますか。ノートはきちんととっていますか。授業中おしゃべりしたり、居眠りしたりしていませんか。ペーパーテストの成績が悪くても、わたしたちはそれぞれの生徒のできるだけいいところを見ようと思っています。生徒が、まじめに努力していれば、それは常に評価しています。
 
 3学期は、定期テストが1回しかなく、それで3学期の得点となります。ある意味1.2学期の挽回が効く試験です。そして、1.2.3学期を総合して学年の成績がつきます。1.2年の間は進級さえすれば、どんな成績でもよいと思っている生徒がいますが、そんなことはありません。

 大学入試結果と学業成績との相関関係は強いですし、何よりも1.2年の成績も評定平均に算入されます。3年のときに、評定平均が足らなくて、推薦入試を受けられなかったり、指定校推薦で涙を呑む生徒が毎年のように見られます。
 
 いよいよ学年最後の試験です。悔いのないようにがんばって下さい。
 
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国公立大2次試験始まる

2011/02/25 Fri (No.253)

 国公立大学の2次試験が今日から始まりました。153の大学で受験生が試験を受けています。今年の倍率は5年ぶりに5倍台となり、国公立大学の人気がうかがえます。近くて学費が安く就職もそこそこいい大学を受験する傾向が強まったのだと思います。合格発表は、公立大学が3月1日から、国立大学が3月6日からです。

 しかし、てっきり、国公立を受験していると思っていた女生徒が、今日学校に来て、「同志社合格したので国立は受けていない」という受験報告をして帰りました。地方の国立大学に願書を出していたので、気持ちはわかりますが、せっかく受験料も払っているのだから、受験を楽しんできたらと思いました。最近の生徒は、欲がないというか、あるところで安心してしまいます。両方合格して、最終的に同志社に決めるにせよ、もうちょっとトライしてくれたらと思いました。
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文理学科の国語の問題

2011/02/24 Thu (No.252)

 大阪府立高校の前期入試の問題が、本日の朝刊に載っています。新設の文理学科では、英語や数学の問題は、他の専門学科の問題と共通でしたが、国語は文理学科用に新しく作られた問題でした。

 そこでさっそく国語を解いてみました。読書が好きで、論説文になれている生徒なら、それほど難しさを感じることなく解答できます。いわゆる「受験国語」にちかく、解答は一意的に決まるものが多かったようです。とはいえ、「30字程度で書きなさい」とか、「50字程度で書きなさい」という問題は、解答に多くのバリエーションが出てきそうで、採点する方は大変だろうと感じました。

 国語の問題として、明確性を欠いていたのは、他の専門学科用の問題のように思います。問題文が「ふわっ」とした感じで、読みようによっては印象が異なるような文章があります。そのため、解答者の感性に依存するような設問があり、いろいろな解答がでてきそうです。

 どちらの問題もじっくりと読んだわけではないので、あくまでわたしの、ざくっとした印象です。国語の教師ではありませんので、いい加減な印象ではありますが。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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