センター試験の出願方法

2010/09/23 Thu (No.94)

 大学入試センターに提出する書類は、現役高校生の場合は、9月18日のブログで示した志願票だけです。検定料払込書のEの部分を志願票に貼り付けて、学校によって決められた日時までに、担任の先生に提出してください。現役生は高校から一括して出願することになります。検定料は、成績開示も含めて5教科(6教科)受験する場合は18800円です。「センター試験受験案内」の袋の中には、払込書が4通入っていますので、間違えないように払い込んでください。払い込みは、銀行や郵便局(ゆうちょ銀行)でおこないます。窓口で払い込むことが必要で、ATMは利用できません。
 
 浪人生の場合は、各自で大学入試センターに出願書類を提出します。検定料払込書のE片を貼付した志願票以外に、卒業証明書が必要です。卒業証明書は出身高校の事務室で発行してもらえますが、当日に発行してもらえないこともありますので、日程的余裕を見て高校に請求してください。卒業証明書が厳封してある場合は、開封して志願票と一緒に提出します。出願には、「センター試験受験案内」に同封されている黄色の封筒を使用します。簡易書留で郵便局から郵送します。浪人生の出願は、各自で責任を持って出願してください。10月14日が出願締切日です。予備校に通学しているひとは「センター試験受験案内」を予備校でもらえますが、自宅浪人の場合は、出身高校で浪人の分を余分に用意していると思いますので、出身高校でもらってください。

 出願が受け付けられると、出願確認はがきが10月終わりから11月はじめにかけて、現役生の場合は高校を通じて、浪人生の場合は直接、送付されてきます。
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推薦入試の面接試験

2010/09/22 Wed (No.93)

 10月~11月になると、推薦入試を受験する生徒からよく面接練習を頼まれます。まだ、面接試験のシーズンにはすこし早いのですが、面接試験で注意すべき点やよく聞かれることについて述べてみましょう。

 まず身だしなみ、清潔感が第一です。頭髪は男子は目や耳にかからないこと、女子で髪の長い人は、顔にかからないようにまとめておくこと。制服がある場合は制服。ボタンはきちんと留める。スカート丈は長くしたり短くしたりしない。制服は面接前にクリーニングに出しておきましょう。靴は黒のローファーが基本です。私立高校で、規定の靴や靴下、鞄がある場合は、それに従います。

 動作は一つ一つ確実に行います。あいさつや受け答えの声は大きく、視線は面接者の方に向けます。伏し目がちにしたり、視線が定まらないと自信なく見えます。早口でしゃべる人がいますが、落ち着いてゆっくりしゃべりましょう。一呼吸おくために、質問されたら、「はい」とまず応えて、その後に答えを続けると楽になります。

 よく聞かれる質問は決まっています。その大学を受験するきっかけとなった過去、そこで何をしたいかの現在、そして将来にどう活かしたいかの未来、の3点が重要です。これを、わたしは「過未現」の質問と呼んでいますが、受験者の全体像を知るために必要な質問です。もっと具体的に言えば、①なぜ本学を志望しましたか。(志望動機)、②入学したらどんなことを学びたいですか。(研究テーマ)、③学んだことを将来どう活かしたいですか。(職業観)、がそれにあたります。

 それ以外によく聞かれる質問は、④高校時代にがんばったことを教えてください。(バイタリティ)、⑤最近の出来事で印象に残っていることは何ですか。(社会への関心)、⑥自己アピールをしてください。(自己認識)、などです。この①~⑥までの質問にそれぞれ150~180字程度の答えを用意しておいてください。あくまで自分の言葉で表現できることが大切です。

 そのほかには、「オープンキャンパスに参加されましたか。そのときの印象を教えてください。」(遠方からだと参加できないのは当然ですから聞かれません)、「一般入試ではなく、推薦入試を受けようと思ったのはなぜですか。」という質問がされることがあります。
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ボストン美術館浮世絵名品展

2010/09/21 Tue (No.92)

 先日、神戸市立博物館で催されている「ボストン美術館浮世絵名品展」に行ってきました。わたしは、浮世絵はほとんど見たことがありません。今回は、「ボストン美術館」に長く保存され、今までほとんど公開されなかった作品が展示されるというので訪れました。鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽の作品を中心に18世紀の終わりに描かれた144点の作品が展示されています。

 わたしは、鑑賞眼がないからだと思いますが、美人画や役者絵はそれほど好きではありません。たとえば、大首絵を見たとき、しぐさによる情緒は伝わってくるのですが、内面からにじみ出る性格描写が弱いとおもいます。西洋絵画のポートレートには、人を射るような眼差しや、思いつめたような苦渋が伝わってくるものがあります。それらと比べて、錦絵では、表現上の制約があるからでしょうか、印象が弱く感じます。

 しかし、江戸情緒を描いた風俗画はわたしにとって、とても興味深かったです。鳥居清長の「子宝五節遊」には、子どもを中心とした節句の情景がほのぼのと描かれています。また喜多川歌麿の「大川端夕涼」からは大川端の花火と夏の風情が伝わってきてたいへん印象的でした。そのほか、「春の行楽」「唐美人宴遊の図」「大名屋敷の山東京伝」など実際を描写したものでないものがあるにせよ、当時の風俗観と歴史観が覗けて興味深く思いました。喜多川歌麿の構成力には感動しました。かれの大判錦絵5枚続の「五節句」は、正月、桃の節句、端午の節句、七夕、菊の節句(重陽)を描いているのですが、その背景が分断されることなく、次の節句へと連なっており、フェードアウト・フェードインしながら一年の連なりを感じさせるものでした。

 江戸情緒を感じることができる展覧会でした。
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就職試験と文化祭

2010/09/20 Mon (No.91)

 就職試験が9月16日から開始されています。大阪では、高校の文化祭を9月に行うところがほとんどです。そのため9月の中旬以降に文化祭が開催される学校では、就職試験日と重なる場合があります。もちろん就職試験最優先です。

 試験日がいつになるかは、企業が応募状況を勘案して決定するので、事前に知ることはできません。わたしの高校では文化祭が先週末だったので、就職希望の生徒はしきりに就職試験日を気にしていました。せっかく練習し、楽しみにしている文化祭に参加できなくなるからです。その生徒がクラスの出し物の大切なパートを担っている場合もあります。さいわい文化祭と就職試験が重なることはありませんでした。

 文化祭より試験日が先であった生徒は、文化祭で思い切りはじけていました。今週には、試験の結果が判明します。ずいぶん就職のための練習をしたので合格すると思っています。しかし、第一次の就職試験で不採用だった生徒には、すぐ対策を考える必要があります。指定校求人の企業にまだ募集があるか問い合わせたり、新規WEB求人を閲覧して受験できる企業を探したりします。

 今年は、一次採用に失敗するといばらの道になりそうです。今日、新規のWEB求人がないか調べてみたのですが、9月になって新たに募集を行ったのは、大阪全域で33社に過ぎません。美容や調理のサービス業で12社、電工などの製造業で10社です。販売業はわずかに2社、事務職にいたっては0社でした。一次試験に失敗した生徒は、職種の変更も含めて、柔軟に対応する必要があります。職種や業種に固執すると最後まで就職が決まらない可能性があります。
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文化祭のパフォーマンス

2010/09/19 Sun (No.90)

 この週末は、高校の文化祭がありました。わたしは、ずっと体育館で劇やダンスなどのパフォーマンスの当番をしていました。リハーサルのときから見ていたのですが、若いというのはすごいことです。リハーサルのときには、これで大丈夫かなと思うようなクラスも、本番には、きれいに仕上げていました。

 最近の傾向として、ダンスやショーのような見栄えのするパフォーマンスが好まれます。脚本を書いたり、道具を用意したりする手間が省け、全員が簡単に参加できるので、近年はこのようなパフォーマンスをするところが多くなりました。今年は、すべて手作りの衣装でUSJのアトラクションのようなエンターテインメントを行ったクラスもありました。

 演劇はこれに比べて難しいです。脚本・大道具・小道具・幕割・振り付け・演技・発声と準備するべきことが多くあります。地味なものになりがちなので、劇をするとしても、歌あり、ダンスありのミュージカル仕立てにする傾向が見られます。演劇に関しても、3年生でなかなか見ごたえのあるもの上演したクラスがありました。

 音楽世代だけあって、バックグラウンドミュージックや効果音を録音したCDやMDの準備はよくできていました。フェードイン・フェードアウトも結構うまくできるようになっていました。クラスによるばらつきもありましたが、声も基本的にはよく出ていて、演劇クラスでも3本の集音マイクとスタンドマイクで拾えていました。ただ少し残念なのは、照明です。スポットライトはそれなりに使っているのですが、ボーダーライトやフットライトを活用していないクラスが目立ちました。

 クラスは寄せ集めの集団ですから、はじめから統制が取れているわけではありません。でもそのうちリーダーとなる人物が現れ、その指揮の下に、だんだんと形が出来上がってきます。1年より、2年、2年より3年と学年が進むにつれ、うまくなっていきます。高校生の発表をあまり評価しない先生もいらっしゃいますが、わたしは、だんだんとうまくなっていく彼らの姿を見るのが好きです。
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センター試験志願票の書き方

2010/09/18 Sat (No.89)

<追記 2016.9.18> 「大学入試センター試験志願票の書き方」を検索して、このページに来られる人が多いです。この記事は2011年度の志願票の書き方を説明しています。今年のセンター入試志願票の記入方法は、「平成29年度(2017年)大学入試センター試験志願票の書き方」に載せていますので、そちらをご覧ください。

 みなさんのなかには、すでにセンター試験の説明会が開催され、そこでもう受験案内をもらっている人がいるかも知れません。私の学校は、ちょうど文化祭の最中で、それが終わってから説明会を実施することになっています。

ところで平成23年度のセンター試験の実施日は、1月15日(土)と16日(日)、出願期間は10月1日(金)から10月14日(木)までとなっています。高校3年生の出願は、必ず学校を通じて一括で行うこととなっています。

センター試験の志願票とその記入方法については、下の図をご覧ください。いずれもクリックすると大きくなります。

センター志願票



センター志願票書き方


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入試形態別入学者の割合

2010/09/17 Fri (No.88)

 下の表は、関西の上位校8校について、全入学者にしめる入試形態別の入学者の割合を示したものです。また比較のためにOS大学とOK大学というランクの高くない2つの大学のデータも載せました。(「大学の実力」読売新聞社より作成) 女子大や学部数の少ない大学でランクの高い大学もありますが、表では割愛しました。

 表の入学者とは全入学者数です。一般は一般入試、AOはAO入試、指定は指定校推薦、公募は公募制推薦をあらわします。単位は%です。この表には付属校・系列校のデータを載せていませんので合計は100%になりません。
AO入試割合

 関関同立では、公募制推薦はほとんど実施されていません。しかし、指定校推薦での入学者がかなりの割合で存在します。このランクの大学では、指定校枠を使って応募する生徒が多いからです。次のグループである甲龍産近では、甲南大学をのぞいて、公募制入試が2割を占めます。指定校推薦の割合も約2割です。

 このランクくらいまでの大学では、5割以上の学生が一般入試で入学します。それに対して、下位ランクの大学では、一般入試の入学者が2割をきるところもあります。一般入試の入学者が5割というラインが、関西では大学を評価する一定の目安になると思います。

 関西では推薦入試が盛んですが、関東ではそれほどではありません。そのため早稲田・上智・MARCHでは、一般入試の割合は6割を超えています。また慶応はデータを公表していません。

 7月6日の読売新聞に2010年のデータが載っていますので、図書室などで自分の志望する大学について調べてみてください。
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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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