センター試験の自己採点

2010/01/17 Sun (No.9)

 早いもので、昨日の午後11時ごろには、インターネット上に河合塾と東進ハイスクールから、センター試験第一日目の解答が載っていました。受験生の中には、もう自己採点した人もいるかもしれません。

 けさ、昨日の試験についての河合塾、東進、駿台、代々木のコメントを読み比べてみました。
それぞれのホームページ
河合塾・・・http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/center/10/index2.html
東進・・・http://www.toshin.com/center/?sem=toshin_y_15://
駿台・・・http://dn.fine.ne.jp/dn/b/002/center/index.html
代々木・・・http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/center/recent/bunseki/index.html

河合塾では、現社、政経がやや難化、英語がやや易化、その他は昨年並み
東進では、倫理がやや難化、現社、政経が難化、その他は昨年並み
駿台では、国語、現社、政経がやや難化、英語と日本史Bがやや易化、その他は昨年並み
代々木では、国語、現社、政経がやや難化、英語がやや易化、日本史Bが易化、その他は昨年並み、となっています。

 皆さんのできはどうでしたか。試験も、大きく運に左右されます。昨日できなくてもくさらずに、今日落ち着いて受験してください。そして、明日学校で自己採点を行い、いくつかの予備校から送られてくる志望校の合格可能性を参考に受験校を決めてください。
 
 ところで、皆さんの中には、予備校に行かず、宅浪している人もいることでしょう。そのような場合でも、河合塾・代々木・駿台でそれぞれ無料でデータリサーチを受けることができます。私は、母集団の大きい代々木か駿台をお勧めします。提出の締め切りはあす18日の場合がほとんどです。
 明日、自己採点した問題冊子を持って、近くの予備校に足を運んでください。現役の高校生で、学校から一括して提出する場合は、個人的に提出する必要はありません。

詳しくは、
河合塾・・・http://www.kawai-juku.ac.jp/kawaijuku/pr/research/2010/index.html
駿台・・・http://www.sundai.ac.jp/yobi/dn/index.htm
代々木・・・http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/center/research/index.html
をご覧ください。
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就職戦線異常あり(その1)

2010/01/16 Sat (No.8)

 1月15日付けの朝日新聞朝刊に、就職を希望する卒業予定の大学生の、昨年12月1日時点の内定率が、73.1%で、調査が始まった1996年以来、最低になった、との記事が出ています。これまでの調査で最も内定率が低かった04年3月卒業生の73.5%を、さらに0.4ポイント下回っているとのことです。
 地域的に見ると、今まで好調であった中部地区の落ち込みが激しく、内定率69.7%で、下げ幅は15.1ポイントと各地域の中で最大です。近畿圏は6.2ポイント落ち込んで、75.1%となっています。
 ただこの調査はあくまで昨年12月のものなので、3月末にはもっと就職内定率は上がっているものと思います。またそう期待します。

 高等学校を卒業して就職を希望するものの比率が年々低下しているとはいえ、高校でも今年は非常に就職戦線が厳しいです。高校生の就職試験は、大学とは異なって、9月下旬に一斉に行われ、そこで就職希望者の多くが採用内定通知をもらいます。ところが今年は、9月の第一次就職試験で内定にいたったのは、求職者の約4割程度です。その後12月までに残りの多くの生徒も、次々と採用内定されていくのですが、今年は事情が違います。

 先にあげた同じ朝日新聞によると、昨年11月末の時点で高校生の就職内定率は68.1%で、前年比9.9%の減少だそうです。
 私の高校では就職希望者はそんなに多くはないのですが、年が明けた現在でもまだ就職が内定していない生徒がいます。就職担当の先生と一緒に、懸命に就職活動を行っています。早く景気がよくなって就職希望の生徒たちに明るい未来が開けることを祈ります。

 また今日から大学入試センター試験が始まっています。センター試験を受験している受験生たちの健闘も祈っています。
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センター試験受験の心構え

2010/01/15 Fri (No.7)

 いよいよ明日から、大学入試センター試験が始まります。そこで今日は、センター試験の時間割と、センター試験を受けるに当たっての心構えについて話したいと思います。

 次の表はセンター試験の時間割です。(大学入試センターリーフレットより)
<クリックすると画像が大きくなります>
センター試験時間割

 それでは、ベネッセのオンラインハイスクールを参考に、受験に際しての心構えを述べてみましょう。

① 受験前で、みなさん緊張していると思います。今日は、早く寝て英気を養った方がいいでしょう。が、なかなか難しいです。現実的には、普段通り食事し、入浴し、少しだけ勉強し、普通に寝ることが案外いいのかも知れません。

② 勉強も新しいことをしてはいけません。不安になります。今まで何度も目にしたものを見直して下さい。自分に自信を持ってください。センター試験が思うとおりにいかなくても、私立大学があるというくらいの心づもりです。

③ プラスチック消しゴムは、必ず2個以上用意しましょう。マークするのは、鉛筆となっていますが、念のためシャープペンシルも持って行きましょう。 

④ 本番では、時間配分を考え、わからない問題に時間をかけすぎないようにして、最後の問題までたどり着きましょう。ともかくすべての問題にマークしてください。マークしていない問題は採点できません。

⑤ 正確な自己採点をするために、受験中に、解答番号を問題冊子に控えておきましょう。
     
⑥ 訂正をする際は、跡が残らないように完全に消しゴムで消してください。また1問に2個以上のマークがないように注意してください。

⑦ 試験終了5分前には、受験番号、氏名、選択科目を正しくマークしているか、解答用紙のマーク位置がずれていないか、問題用紙と解答用紙の解答が同一であるか、のチェックをしてください。でもなかなかそこまでの余裕がないかもわかりませんね。

⑧ 思った通り出来なかったからといって、落ち込んではいけません。試験会場にいるみんなが緊張しているのです。そしてみんなが出来ているわけではありません。

⑨ 国語や英語の問題が出来なくて、また社会のヤマが外れて、落ち込んでいる受験生も大勢います。明日があります。とにかく2日目に集中しましょう。

⑩ 動揺しやすい人は、日曜の朝刊にのる正解を見ないほうが気が楽です。月曜になってからセンター試験を振り返りましょう。
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私立大学とセンター試験

2010/01/14 Thu (No.6)

 大学入試センター発行のリーフレット「多様な大学入試をめざして」によると、センター試験を利用する私立大学は、毎年10校ぐらいずつ増加して、今年は495大学に上ります。(下のグラフはセンター試験利用大学数、一覧は関西のセンター試験利用私立大学、いずれも出典は大学入試センターによる)
<クリックすると画像が大きくなります>
センター試験利用大学      関西のセンター試験利用大学

 それでは私立大学では、どのようにしてセンター試験を利用しているのでしょうか。関西で人気のある関西大学を例にとって見てみましょう。関西大学では、センター試験を利用した入試は3回行われます。それぞれ前期・中期・後期と呼ばれています。そして、前期と後期では大学での独自試験を行わずセンター試験の得点だけで合否を決定し、中期では独自試験とセンター試験との得点を併用して合否を決定するという形をとっています。出願締め切りは、前期はセンター試験の実施直前、中期はセンター試験実施後で国公立大学前期試験実施以前、後期は国公立大学前期試験の直後となっています。この形のセンター試験利用が標準だと思います。

 しかし、センター試験の利用の仕方は、各大学によりまちまちで、関西圏でも、1度しか利用のチャンスがない大学、何度も何度も利用ができる大学、独自試験との併用しか行っていない大学などさまざまです。私立大学にとってセンター試験利用のメリットは、独自の問題を作成する必要がないこと、学生を募集する多くのチャンスが得られること、受験料収入が得られることなどだろうと思われます。

 受験生にとって、願書を提出するだけで、センター試験の得点に基づいて合否を判定してくれるわけですから、受験のチャンスが増え、おいしい話のように思えます。しかし、実際は、有名な私立大学にセンター試験利用で合格できる者は、もともと成績優秀で、その大学が独自に行う個別試験を受験してもかるく合格してきます。私立高校が進学実績を上げるために、国公立大学志望の成績優秀者にセンター試験利用入試を数多く受験させて合格実績を稼いだたというのは、有名な話です。

 私立大学の入試の中心は、あくまで各大学が独自に行う個別入試です。センター試験利用入試の募集定員も個別入試に比べると非常に少なく抑えられています。したがって、私立大学だけにターゲットを絞っているものが、センター試験一本で合格するのは難しいと思います。センター試験利用の私立大学受験は、国公立大学を目標にしているものが、受験機会を増やすために受験する性質のものだと私は思っています。
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早すぎる大学入試

2010/01/13 Wed (No.4)

 今日は、進路指導室に届いた「大學新聞(2010年1月1日号)」からの話題を中心にお話します。
 そのなかで、天野郁夫東大名誉教授は、日本の大学教育の問題点として、「就職活動の早期化」をあげています。すなわち、3年次の後期から就職活動が始まるようになったため、本格的な専門教育を受ける期間が非常に短くなり、「大学生は勉強する時間を奪われている」というのです。それは、「大学が教育改革をして、どんなにいい教育をしようと努力しても、教育の付加価値を学生が得られないことを意味」していると述べます。
 そして、「この問題を放置したままだと、専門性を持った人材を大学は輩出できませんし、10年、20年経過したときに非常に大きなダメージとなって、経済や企業全体に跳ね返り、効いてくるおそれがある」といいます。
 実質2年半の大学教育では、獲得される専門知識には限界があります。そして、日本の大学生のレベルは国際的に見ても、どんどん低下していくように思います。
 
 私は、同様のことが高等学校の教育においても見られると思います。すなわち、少子化に伴って大学が学生を早期に確保するために、入試の時期がどんどん早くなってきています。私が高校生のころは、私立大学の入試は2月、国立大学の入試は3月でした。そして受験勉強のためもありますが、それまでの間、高校でまじめに勉強をしました。
 しかし、いまやAO入試などという3年生の夏休み中に行われる入試も広く実施されるようになりました。そのため、本来高校3年間で学習すべきことが、学習できない状態です。3年間の学習期間が、実質2年半しかないのです。これでは、大学生と同じように、高校生の知識量もどんどん減少していきます。これは、大学による高校生の「青田買い」の状態といってよいと思います。AO入試や推薦入試で合格した生徒に対して、高等学校レベルの事前教育を行う大学もありますが、これこそ本末転倒だと思います。
 
 また、入試に合格した生徒は、どうしてもその後の勉強のモチベーションが低下します。卒業さえできれば、進学すべき大学はもう確保されているのです。このことはクラスの雰囲気にも影響を与えます。これから受験勉強をしようとする他の生徒の環境を破壊してしまうのです。

 このような、「大学入試の早期化」は、学生募集に躍起になっている大学と、できれば受験勉強を避けて通りたい高校生とのニーズにはかなっているかもしれませんが、結局のところ、高校生のレベルの低下を引き起こす大きな要因のひとつになっていると、私は考えています。

センター試験受験の注意事項

2010/01/12 Tue (No.3)

 今日は「平成22年度大学入試センター試験、受験上の注意」を中心に、受験に際しての注意事項についてです。
 まず、試験前日までに、12月に学校で渡された、下の見本にあげたような「受験票」と「写真票」に縦4cm・横3cmの同一の写真を貼り付けておきます。そしてこの「受験票」と「写真票」をセンター試験会場にもって行きます。受験票の下にある成績請求票は、国公立大学や私立大学でセンター試験を利用する場合に、願書に貼付するためのもので保管しておいてください。
<クリックすると画像が大きくなります>
受験票見本

 試験当日は、試験開始後20分以内の遅刻に限り、受験することができます。また受験のときに机の上に置けるものは、「受験票」「写真票」以外には、「黒鉛筆(H,F,HB)」「プラスチック製の消しゴム」「鉛筆削り(電動式・大型・ナイフを除く)」「時計(辞書・電卓機能のないもの・秒針音のないもの・小型のもの)」「眼鏡」「ハンカチ」「ティッシュペーパー(中身だけ)」「目薬」「シャープペンシル(メモ・計算用)」となっています。自己採点に利用するため、マークした答えは、必ず問題用紙にも書き写します。リスニングテストのICプレーヤーの見本を下にあげておきます。

ICプレーヤー


 今年は、新型インフルエンザが流行しています。万一インフルエンザなどで受験できない場合は、ただちに「問い合わせ大学」に連絡することが必要です。追試験が認められた場合の追試験は、1月30・31日に実施されます。追試験の受験を許可された場合は、本試験を受験できません。
 



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高校生の4割がセンター試験受験

2010/01/11 Mon (No.1)

 大学入試センターの発表によると、今年のセンター試験出願者合計は、55万3368人で、そのうち高校生は44万148人とのことです。また今年の高校卒業予定者は107万2513人ですので、高校生の41%が、センター試験に臨むことになります。そのうち、私立大学受験のためだけにセンター試験を利用する者や、いわゆる思い出受験の人もいますので、実際に国公立大学受験のためにセンター試験を受験する者は、それよりも少し比率が下がります。

 ところで、今年の大学入試センター試験は1月16・17日です。16日には、社会・国語・英語、17日には、数学と理科の試験が行われます。ほとんどの国公立大学で、7科目、すなわち、文系では、国・数・英・リスニングと社会2科目・理科1科目、理系では、国・数・英・リスニングと理科2科目・社会1科目の受験が必要です。東大・京大・医学部では、9割の得点率、旧帝大など難関国立大学では、8割の得点率が合格ラインだと言われます。受験生の平均得点率は、文系・理系の違いや実施年によって異なりますが、大体6割5分前後のようです。しかし、6割を少し下回るくらいの得点率でも決してあきらめてはいけません。丹念に調べていくと、合格可能性のある国公立大学が必ず見つかります。

 センター試験まであと数日になって、受験生の皆さんは焦っていることと思います。直前に、河合塾や駿台のセンター試験実戦パッケージを解いてみて、思うような成績がでず悩んでいる人もいるかも知れません。しかし現役の受験生の成績は、そんなに安定しているわけではありません。ですから、今回、悪かったので、実際の試験ではいい得点がとれるに違いないと気持ちを切り替えて、あと少し努力をしてください。現役生は、ほんのわずかな時間でも実力は伸びていきます。皆さんのご健闘をお祈りします。
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プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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