福島第一原発のメルトダウンが報道されていますが、1号機が爆発した情報については詳しく報道されていません。映像が絶対あるはずだと思っていたのですが、じつは爆発の瞬間は外国のメディアで、すでに報道されていたのです。
外国でのメディアで今回の地震がどのように報道されているかに関心があり、ドイツのテレビであるDW(Deutsche Welle)をインターネット上でときおり見ています。ドイツでは、環境保護の観点から原発についての関心はとても高く、トップニュースである今回の地震の報道の際にも、必ず福島原発についてもふれられています。そのDWの日本時間午後8時のニュースで、爆発の瞬間の映像が流れていました。
日本のメディアはなぜ映像を隠すのでしょうか。真実を報道してこそ信頼を得ることができるのではないでしょうか。大本営発表の時代ではないのです。枝野官房長官は午後9時前に福島原発の爆発は「格納容器の破損ではなく、建屋の中の水素の爆発である」と発表しました。それは本当と信じたいのですが、すべてのテレビで、爆発の瞬間の映像すら放映しないのですから、この発表の信憑性を疑ってしまう自分がいます。
以下が、DWで放映された爆発の瞬間の映像です。動画はのせられませんでしたので、静止画を載せます。上の画面では、建屋が飛び散っているのがわかります。(DW-TV Nachrichten um 12Uhr MEZ)