高卒就職希望者の就職率の推移

2018/10/16 Tue (No.1644)

 今でも、JSコーポレーションからは、各種の進路データをメールで配送していただいています。昨日、この15年間の高校生の就職内定率の推移のグラフが送られてきました。これを見るとリーマンショック以降、着実に内定率が上昇しているのがわかります。(出典 「高校卒業者の就職率」 JS進路データ vol.702 JSコーポレーション)

 9月の第一回の募集で、8割近くの高校生が就職内定を勝ち取っているかと思うと頼もしくなります。かつて、リーマンショックの時には、企業訪問を繰り返しても、指定校をいただいている企業からも色よい返事がいただけなかったことが、うそのようです。

 まだ就職の決まっていない高校生の皆さん、あきらめずに就職活動を続けてください。

15年間の就職率

就職試験まであとひと月です

2017/08/17 Thu (No.1628)

 お盆休みも終わり、いよいよ学校が始まります。

 就職希望の生徒のみなさんは、すでに応募前職場見学を済ませたことと思います。面接練習もそろそろ大詰めです。8月下旬にはどの事業所を受験するかが決まることと思います。9月になると応募書類の提出、そして就職試験となります。

 たいていの事業所では、高校生に高度なスキルを求めていません。明るくそして元気よく職場の仲間と一緒に仕事をしていくことが一番必要とされることです。就職試験まであと1か月。自信をもってトライしてください。

 

合同求人説明会

2016/11/15 Tue (No.1557)

 今日、大阪府立体育会館で高校卒業予定者のための合同求人説明会がありました。参加企業は112社あり、景気の回復を感じます。わたしの高校でも新たに就職希望の生徒が出たので、ひさしぶりに生徒と一緒に合同求人説明会に参加してきました。

 生徒たちは、午前中の授業を終えて説明会にでかけるので、午後2時近くからの参加となります。不況の年には2時を過ぎてもまだ多くの生徒が体育館に残っているのですが、今年は、就職希望の生徒の大半は9月の一次募集で内定が決まったのか、それほど多くの生徒を見ることはありませんでした。各事業所のブースでは、多くの椅子を用意して、生徒たちの相談を受け付けているのですが、空席もめだちました。求人一覧表を見ると、サービス業の求人が多いのですが、販売業・建築業・施工業・製造業などの求人もたくさん見られました。また、従来ほとんど見られなかった一般事務の求人も若干ありました。高卒の求人状況がよくなってきているのがわかります。

 ところで合同求人説明会に参加した企業に応募する場合は、高等学校を通じて11月30日までに応募書類が事業所に届くようにしなければなりません。応募前職場見学を希望する場合は、あまり残された日程がありません。気に入った事業所があれば、早く就職担当の先生に相談してください。

2016年卒高校生の都道府県別就職決定率

2016/09/23 Fri (No.1536)

 JSコーポレーションから、2016年3月高校卒業生の都道府県別就職決定率の資料が送られてきましたので紹介します。(出典「進路データ」Vol630 JSコーポレーション)

2016就職決定率

 このブログで、5年前にも就職決定率のデータを載せたことがあるのですが、その時と比べて就職決定率は4.5ポイント上昇しています。高校では、9月から11月の就職試験に不合格であったものが、就職ををあきらめて進路変更を行うことがままあるので、3月時点での就職決定率が必ずしも就職状況を正しく反映しているとは限りません。しかし、今回の資料を見る限り、全国の就職者の合計数も増加しているので、就職状況が好転しているのは間違いありません。

 厚生労働省の資料によると、2011年3月卒業時点の求人倍率は1.24、2016年3月卒業時点での求人倍率は2.04となっています。

いよいよ就職試験です

2016/09/15 Thu (No.1532)

 高校生の就職試験がいよいよ明日から始まります。今年は、17日から3連休、そして22日が祝日なので明日採用試験を行うところが多いようです。

 就職希望の高校生のみなさんは、4月から就職用の問題集を担当の先生と一緒に解いてきたことと思います。そして、応募前職場見学にも参加し、面接練習も数多くおこなってきたと思います。就職担当の先生との面接練習、学年主任の先生との面接練習、進路部長の先生との面接練習、校長先生との面接練習、ハローワークでの面接練習、就職生の多い高校では、数多くの面接練習をこなしてきているはずです。

 もはや恐れることはありません。就職試験の筆記試験は基礎的なレベルのもので、それほど心配することはありません。また仕事についての知識やスキルも高卒求人ではそれほど必要とされません。担当者が見ているのは、あなたが就職してまわりの従業員と調和して仕事ができるか、そして仕事に責任を持つことができるかといった、あなたの資質なのです。

 ですから、採用担当者は、面接試験でそれを知ろうと思っています。明るくそしてあなたらしく、はきはきと応答してください。少しくらい間違ってもかまいません。面接は最初の3分間が重要です。自信を持って今まで学校で練習してきたことを発揮してください。

 どんなことを質問されるのか不安のある人は、面接試験質問例をご覧ください。

高校生の就職試験

2016/09/14 Wed (No.1531)

 9月中旬となりました。高校生の就職は、高校を通して事業所に応募します。9月5日が応募書類の提出開始日で、9月16日が採用試験の開始日です。わたしの高校では、今年の就職希望者はごく少数です。就職希望者の多い高校では、指定校求人の枠も大きいのですが、就職希望者の少ない高校では、指定校求人の数も少なく、自分の希望する事業所が指定校で求人していなければ、公開求人に頼らなければなりません。

 公開求人には、求人票の形で郵送されるものもありますが、最近の主流はWEBによる求人です。もちろんWEBでの求人といっても、すべての人が閲覧できるものではなく、高校の就職担当者を通じて就職希望の高校生が閲覧できる性質のものです。とはいえ、WEB求人は、全国の就職希望の高校生が閲覧できるため、人気のある職種だと非常に倍率が高くなります。10倍から20倍の倍率になることもあります。

 指定校求人とは異なって、合格可能性が見えにくいのですが、指定校求人の数が少ない場合は、どうしてもWEBでの公開求人に頼らざるをえません。その高校の就職希望者が少ないからといって、必ずしも自分の希望する職業につけるとは限らないのです。ともあれ、就職希望者の採用試験での成功を祈っています。

各都道府県の求人・求職状況

2016/03/14 Mon (No.1517)

 昨日は年度ごとの「高校新卒者の求人・求職状況の推移」を載せましたが、それでは2015年9月での各都道府県の求人・求職状況はどうなっているのでしょうか。これについても、JSコーポレーションから資料が届いています。(出典 「高校新卒者の都道府県別求人・求職状況」 進路データ vol.608  JSコーポレーション)

都道府県別2016

 どの都道府県でも求人倍率は上昇し、鹿児島と沖縄を除く都道府県では、求人倍率が1を超えているのがお分かりいただけると思います。とくに東京はオリンピックの影響もあって、5倍を超える求人倍率となっています。


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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