2016年高卒女子の進路状況

2017/03/03 Fri (No.1610)

 大阪府立高校の一般選抜入試出願2日目が終わりました。今日までの結果は明日の朝、このブログに載せようと思います。今年は出願最終日が月曜ですので、迷っている人も、今日までの倍率を見ながら少し考える時間があるかもしれません。来週は国公立大学前期日程の合格発表、そして大阪府立高校一般選抜入試と、高校3年生、中学3年生にとっては重要な日が続きます。

 さて、先日JSコーポレーションから2016年の春高校を卒業した女子生徒の進路状況が送られてきました。(出典 「平成28年3月卒業生(女子)の進路状況」 進路データ vol.645 JSコーポレーション) 

女子進路

 これによりますと、高卒女子の6割近くが大学・短大に進学しています。短大の数は年々減少しているので、女子の大学進学率が高くなったといえます。このブログをご覧の皆さんには、中学生・高校生の保護者の方も多いと思いますが、保護者の方が高校生だったころと比べて、女子の大学進学率は大幅に上昇しています。現在、高卒求人は求人票に男女の別は書けませんが、サービス業などを除いてどちらかというと男子主体となっています。

 女子で生涯にわたって仕事を続けていこうと思った場合、看護師、幼稚園教諭などの専門職を除いて、大学に進学することが必要になっているのです。女子の大学短大進学率は、上の表のとおり、全体で57.2%なのですが、これは実際のところ、男子卒業生の大学短大進学率52.2%よりも高くなっています。
 

 

浪人せずして志望大学に合格する

2017/02/21 Tue (No.1602)

 次々と私立大学の入試結果が、進路指導部のもとに届きます。何校も合格している生徒もいれば、ことごとく失敗している生徒もいます。そろそろ浪人も視野に入れて進路を決定していかなければなりません。

 もちろん浪人する場合は、予備校に通うことが絶対条件です。自宅浪人では、一緒に勉強する相手も身近に見つからず、自分の実力を測る機会もまた少なくなります。よほど意志のしっかりした生徒でなければ、3月の受験までモチベーションを維持し続けるのはむつかしいと思います。ただし予備校の授業料は高く、特別講習などを合わせると年間150万円近くかかります。

 志望大学を卒業することが目的の場合、いったん短大や別の大学に進学しておいて、3年次に志望大学に編入学という方法もあります。女子生徒の場合、知名度のある短期大学に入学して、そこから有名大学の外国部学部や文学部に進学する例はよく耳にします。実際に、関西の老舗短大である大阪女学院短大は、国公立大学を含む有名大学に多くの卒業生を送り出しています。

 そのほか、予備校のなかには大学編入学コースを設けたり、高校卒業後短期大学の通信教育課程に入学した形にして、2年間かけて短期大学士の学位を取得すると同時に大学3年時への編入学を狙うというコースもあります。

 難関国立大学においても、大学3年の編入学試験は、英語、小論文、面接の3科目のことが多く、5教科のセンター試験で高得点を獲得するより、負担が小さい場合は少なくありません。ある意味では「学歴ロンダリング」かもしれませんが、あくまで志望大学にこだわる場合には、こういった方法もあります。

大学新設申請の取り下げ

2016/09/28 Wed (No.1539)

 大阪キリスト教短期大学が、2017年度入試から幼児教育学科の募集定員を100名に半減し、新しく大阪キリスト教学院大学 こども教育学部を新設して80名を募集するというという情報が、わたしの高校にも届いていました。

 ところが、新設について、大学設置・学校法人審議会の答申において審査継続となり、それを受けて設置認可の申請が、取り下げられることになりました。9月14日付でわたしの高校にも連絡があり、またホームページにもその旨記載されています。その結果、今度はキリスト教短期大学の定員をもとの200名にもどし、指定校推薦入試、公募制推薦入試とも枠が拡大されることになりました。

 大阪キリスト教短期大学は、大阪では幼稚園教諭や保育士養成の教育に定評のある短大ですから、ある意味でホッとした受験生も多いのではないかと思います。わたしの高校でも、幼稚園教諭を希望する生徒のなかに大阪キリスト教短期大学の受験を考えている人もいます。

進路データの点検

2014/03/27 Thu (No.1406)

 今日は朝から昨日入力した現役生の進路データの点検をしました。いくつか分類を間違えていたり、参照範囲が違っていたりしたため、昨日は集計が食い違っていたのです。

 もう一度点検した結果、二つのアルゴリズムの集計が一致しました。これで安心です。そこで次に、浪人の入力をしました。浪人の入試結果は2つの対極に分かれます。合格する浪人生は、受験するたいていの大学に合格します。このような受験生は、自分の実力を客観的に観察できる生徒です。模試のたびにどこに弱点があるのかを理解し、どれだけ努力すれば、目標に到達できるのかを知っています。

 浪人しても失敗する受験生は、自分の実力を知らず、大言壮語する生徒に多いように思います。

進路データの照合

2014/03/26 Wed (No.1405)

 あと1週間で新学年です。まだ進路の決まってない数人を除いて、現役生の進路結果が出そろいました。今日は朝から追加データを入力し、確認していました。2つの異なったマクロを使って集計します。そしてこの2つの集計結果が一致すれば、正しいデータだということができます。

 まだ現役生の部分しかできていませんが、集計でくいちがっているところがあります。どこかに入力ミスがあるのでしょう。明日また点検しなおすことにしましょう。

大学見学会

2014/03/24 Mon (No.1403)

 3連休のうちの1日、生徒たちを連れて、大型バス2台で大学見学会に出かけてきました。1台は関西大学と摂南大学、もう1台は京都外国語大学と関西外国語大学です。同志社大学や関西学院大学にも行きたかったのですが、この2つの大学は土・日・祝など休みの日にはほとんど対応してくれません。立命館大学や近畿大学は卒業式が行われていて、ふだんなら大学見学会に協力いただけるのですが、今回は残念ながら見学することができません。
 
 高校1年生と2年生を対象としたので、はじめて大学を訪問する生徒もいて、大学のキャンパスの広さにびっくりしています。食堂がきれいであったり、コンビニがあったり、競技場が整備されていたりと、外見だけでも高校とは大違いです。また施設見学や学部説明などにも生徒は興味を持っていました。

 高校に大学の担当者が来ていただいておこなう進学説明会もいいのですが、やはり、百聞は一見に如かず、大学の実際を見学することによって、生徒たちにも新たな刺激が伝わったようです。

校内全国模試

2014/02/09 Sun (No.1360)

 この週末は、校内で全国模試を行いました。初日の昨日は、その前夜から雪が降りしきり、朝には積雪がみられます。8時30分から試験開始だったので、担当の先生とその1時間前には学校に行って生徒の来るのを待っていました。いつも遅刻が多く、あまり勉強に熱心でない2年生の模擬試験です。遅刻が多ければ、試験開始時刻を遅らせたり、欠席連絡の電話対応に追われるものと覚悟していました。

 しかしこの心配は杞憂に終わりました。家の人に送ってもらったり、みずから自転車や徒歩で、試験が始まるまでに、つきつぎと生徒たちが学校に到着します。結局遅刻したのは1人だけで、しかも約10分程度の遅刻です。遅刻することについて学校への電話連絡もありました。欠席が1名ありましたたが、それ以外はみな時間通り、寒い中集合してくれました。

 今年の模試では、担当の先生たちが努力して、例年より多くの受験者を集めてくれました。まだまだ勉強をしていない2年生たちなので、E判定がめじろ押しになることだと思いますが、E判定は、これから判定をあげていくための第一歩。大切なのは、現時点での自分の占める位置を確認し、できなかった問題をできるようにすることです。

 1年・3年と比べて、なかだるみの2年生をちょっと見直した雪の校内模試でした。


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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