オープンキャンパスや進学説明会の季節はすでに終わりましたが、JSコーポレーションから「オープンキャンパス・説明会に参加して良かったと思う点」についてのアンケート結果が送られてきました。下のグラフをご覧ください。(出典 「オープンキャンパス・説明会に参加して良かったと思う点」進路データ No.480 JSコーポレーション)

「学部・学科・コースの内容説明」や「キャンパスや周辺環境の雰囲気」、「校舎・施設・設備が充実」などが上位に来るのは理解できます。わたしの高校では、大学のオープンキャンパスでも講義の受講や在学生との会話を勧めていますので、上のグラフと比べて、「授業・講義・実習などの体験」や「在校生との応対」がもっと上位に来ると考えています。
JSコーポーレーションの同様のアンケートは
昨年も実施されていますが、アンケート項目が違うのか、昨年とは結果が少し異なってきています。
オープンキャンパスに参加する際、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。全国の高校の進路指導部にアンケート調査した結果があります。(出典 「オープンキャンパスでの要点として指導していること」進路データ Vol.458 JSコーポレーション)

学部・学科の内容、施設や設備、授業内容、資格取得状況や就職状況、キャンパスや学生の雰囲気、入試制度など、どの高校の先生もチェックすべき項目だと考えています。
新2年生の生徒たちとバス3台に分乗して、多くの生徒が進学する大学の大学見学会に行ってきました。そのなかには春のオープンキャンパスを実施している大学もあります。百聞は一見にしかず、いくつか大学を選んで見学に行くことは、生徒のモチベーションを上げるのに一定の効果があります。今は大学も春休みなので、授業の様子は見せていただけませんが、キャンパスは高校より格段に広く、研究施設も立派です。コンピュータルームや図書館、食堂なども高校とは違います。生徒の中には、キャンパス内にコンビニがあることに感激しているものもいます。
大学職員による学校紹介やミニ授業、本校卒業生によるキャンパスツアーなど大学によって少しずつ見学会の内容は異なります。大学受験までにいくつかのキャンパスを見ておくことは重要です。3年生の卒業アンケートでも、受験先を決定する大きな要因にオープンキャンパスへの参加をあげる生徒が多いです。
今回は、新2年生が対象なので、気楽な気分での参加です。時折雨が降る風が強い一日でしたが、付き添いの教員にとっても気分転換となるたのしい行事でした。
春と夏にオープンキャンパスが行われます。オープンキャンパスに参加して良かった点は、学部・学科の説明を聞けたことが多いのですが、専門学校では体験学習も重要なファクターになっています。専門学校への進学者が減少している中で、取得資格や学費支援、一丸となった教職員の対応など専門学校も生き残りをかけて奮闘しています。(出典 「オープンキャンパス・説明会に出席して良かったと思う点」進路データVol.441 JSコーポレーション)
夏休みになると、国公立大学も含めてほとんどの大学でオープンキャンパスが開催されます。高校2年生の間にぜひ数校は参加してください。3年生でもこの時期、受験大学を迷う場合があります。そのときは是非何校か比較できる大学のオープンキャンパスに参加してください。たとえば教育系であれば、関西学院大、京都女子大、同志社女子大、仏教大、くらいはまわってみたらと生徒には勧めます。学力に少し不安があれば、畿央大や四天王寺大くらいも視野に入ってきます。小学校教諭の免許の取れる大学は、それ以外にも、大阪には星の数ほどあります。しかし、ねらうのであれば、やはり、採用試験に合格できる大学です。
オープンキャンパスで何校かを比較し、自分にいちばん適している大学を探し出してください。まだまだ入試まで時間がありますから、一般入試まで見据えて、本当に行きたい大学をねらってください。
「行ける大学」はいくらでもあります。簡単だから、近いからという理由だけで大学を選ぶと免許は取れてもたんなる飾りで終わってしまいます。
今日は、関西大学のオープンキャンパスです。進路指導部では、1年生の希望者を対象にバスをチャーターして、大学見学会もかねてオープンキャンパスに参加してきました。また関西大学以外にも、オープンキャンパス直前の近畿大学なども訪問しました。大学は、高校と違って、キャンパスも広く施設も充実していて、自由な気風にあふれています。生徒にとって大学の雰囲気を味わういい機会となりました。
生徒の感想でも、いろいろな大学を見学して自分に合う大学を発見したいとか、自分の人生をしっかり送るためもっとたくさんいろんなことを見て悩みたいとか、初めて、大学見学に参加していろいろと学んだようすです。
みなさんも、ぜひ春のオープンキャンパスをのぞいてみてください。春のオープンキャンパスは私立大学だけですが、夏のオープンキャンパスには国公立大学も参加します。
三連休が終わろうとしています。明日20日は終業式です。夏休みになると、多くの大学・短大・専門学校で、オープンキャンパスが頻繁に行われます。とはいえ、6月から、オープンキャンパスを、何度も何度も、開催している学校もあります。
オープンキャンパスというのは、学校を開放して、学校説明会や模擬授業を行ったり、学生が校内を案内したりして、その学校をアピールし、生徒に受験・入学してもらえるように働きかけるイベントです。高校卒業生の人数より、大学・短大・専門学校の入学定員のほうが多い現在では、あるレベル以下の大学・短大・専門学校では、学生を確保しなければなりません。そのような学校では、学食での無料昼食券や図書カードの進呈など至れり尽くせりの特典もついています。もちろん、現在では、難関大学でも、オープンキャンパスを開催しています。
百聞は一見にしかず。私は、少なくとも3校のオープンキャンパスに出かけることを薦めています。生徒のアンケートを見ても、進学先を決定した理由の第一位が、オープンキャンパスの印象となっています。