国公立大学前期日程試験

2020/02/24 Mon (No.1680)

 今年は暖かい日が続いていますが、いよいよ明日からは国公立大学前期日程の入試が始まります。

 2月中旬より、日本でも新型コロナウイルスの感染が広がっています。さいわい今日まで、受験生の罹患はなさそうです。花粉症の人や風邪をひいている人は、咳やくしゃみをするかもしれません。周りの受験生の目も気になるところですが、そんなことは気にせずに、試験に集中してください。

 もちろんマスクは必需品です。

2次試験で挽回可能か

2020/01/27 Mon (No.1674)

 今日から、国公立大学の2次試験の出願が始まります。もう出願校は決まりましたか。もちろん、2次試験の配点は大学によって違いがあります。2次試験の比重が高いほど2次試験で挽回が可能となりますが、2次試験の比重が高い大学は旧帝大など難関大学が中心となります。

 これは10年前の記事からの引用ですが、出願にあたっては、C段階やD段階からどれくらい逆転が可能なのかも見てみる必要があります。つぎの表は、2010年度ベネッセのデータネットの資料からのものです。
大阪大学和歌山大学

 ここで大阪大学法学部前期では、昨年度B判定だった人が53人、そのうちの合格者が40人、C判定だった人も53人、そのうちの合格者があ30人、D判定だった人が32人、そのうちの合格者が9人、Eからでも合格者が出ています。すなわち、2次試験で十分、挽回可能だということです。ところが、和歌山大学システム工学部デザイン情報では、B判定15人のうちの合格者は11人、C判定17人のうち合格者は6人であり、センターでの判定と合格可能性との間にかなり強い相関性があります。
 
 センター試験の判定が、合否によく反映される大学とそうでない大学があるので、判定だけを気にせずに度数分布表をよく検討して志望校を決定していってください。

出願大学の選定

2020/01/24 Fri (No.1673)

 生徒のみなさんには、センターリサーチやデータネットの結果が返却されていることと思います。自分の思っていたような結果を出せなかった人もいるかと思います。でも、落ち込まないでください。Compassやバンザイシステムを利用して、全国の大学から丹念に検討していくと、必ず合格可能性の高い大学が見つかります。河合塾やベネッセに提出した希望校一覧の結果で自分の可能性を狭めてしまってはいけません。

 進学校の場合、ほとんどの生徒がセンター試験を受験するので、担任や進路の先生は一人一人の生徒の出願校の相談に多くの時間をかけることができません。自主性を重んじるというという名目のもと、ほとんど受験指導をしないような進学校もあります。もともとの第一志望だけしか顧みず、だめなら浪人したらいいという風潮の学校もあります。もちろん丁寧に生徒の相談にこたえる進学校もあります。わたしは、現在進学校に勤めていますが、担任の先生は遅くまで学校に残って、Compassとバンザイシステムを使って、個々の生徒の合格可能性と出願先を検討していました。

 かつてわたしが勤めていた中堅校では、センター試験受験者は50人程度だったので、Compassが公開されると、センター試験受験者をLAN教室に集めて、担任の先生と一緒に、ひとりひとり出願校を細かく検討していきました。先生の指導の下でならCompassが使用できるので、生徒たちはLAN教室のそれぞれのパソコンで、検索条件を変えながら、センター利用の私立大まで含めて、自分自身で遅くまで検討していました。学科を少し変更するだけで、合格可能性が異なってきます。何校かの候補がきまると、家で保護者とも相談できるよう、LAN教室のプリンターで印刷して、それを生徒は持って帰ります。先生からするとすごく手がかかりますが、それだけ楽しみでもありました。

 なかなかサポートを受けられない場合でも、簡易版バンザイシステムは誰にでも公開されているので、それを利用してできるだけ多くの可能性を探っていってください。

2次試験の出願

2019/02/04 Mon (No.1652)

 センター試験から2週間がたちました。国公立大学の2次試験の出願締め切りは、2月6日17時必着です。願書を取り寄せ、受験料を支払い、出願した昔と違って、ウェブで出願できる国公立大学が多くなりました。受験料もインターネットで支払うことができます。
とはいえ、調査書など出願書類は郵送する必要があります。

 各大学の入試情報は、国立大学協会のホームページから見ることができます。皆さんの健闘をお祈りしています。

国公立大学前期日程合格発表

2017/03/06 Mon (No.1614)

  本日大阪府立高校一般選抜入試の出願は締め切られました。最終倍率は、明日の朝、このブログに載せたいと思います。

 ところで今週には多くの国公立大学で前期日程の合格発表が行われます。その日程をお知らせしましょう。(出典 「2017年度入試情報」 河合塾) 今年、府立高校に出願した中学生3年生も、3年後この合格発表で受験番号が掲載されているといいですね。

日程2

国公立大学前期日程試験にあたって

2017/02/25 Sat (No.1604)

 来週には大阪府立高校一般選抜入試の受付が始まりますが、それより今日は国公立大学の前期日程の試験日です。すでにセンター試験が終わり、その得点に基づいて出願している受験生が多いので、半分は試験が終わっているようなものです。私立大学の試験のように受験日一日だけの結果に左右されるわけではありません。

 難関大学のように個別試験の比重の高い大学は別として、多くの大学での合格可能性は、センター試験のあとの合格可能性判定と一致していることが多いです。ですから、センター試験でB判定かB判定に近いC判定であれば、だいたい合格してきます。受験生の皆さんにとっては、不安もあるでしょうが、試験の半分は終わっています。あとの半分に自信をもって臨んでください。

国公立大学2次試験出願状況

2017/01/29 Sun (No.1584)

 国公立大学2次試験の出願開始日から1週間が過ぎ、速達で出願するとしても1月31日には出願を終えなければなりません。昨日の新聞各紙に1月27日現在での出願状況が載っていました。

 このブログにも載せようかと思ったのですが、量が多くて断念してしまいました。しかし、各大学の1月27日現在の出願状況は、河合塾のKei-Netから知ることができます。2月6日まで毎日更新されます。数年前までは、大学入試センターも出願状況を知らせるサイトを作っていたのですが、今年はないようです。


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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